ウェディングプランナーの宮﨑 いづみです。今日は私が企画している映画上映会「T&G Films」についてご紹介します。
私は休みの前日に夜更かしして映画を観るのが好きです。
心の解放感と夜の静けさと非日常の映画の世界、この組み合わせが私を現実から遠くへ運んでくれることをだいぶ前に知ってしまったからです。
映画を通じて知らない世界を知る。訪れたことのない国の人や生活に触れることができ、見たことのない景色を目にする。過去や未来の、歴史に残ることもない小さなドラマに溢れた想いやそのわずかな時間をたまらなく愛おしく思い、そこに入り込むための環境を大切に整えてワクワクして画面の前に座ります。
映画館でも同じです。上映開始の少し前、ほんのり暗く調光された劇場内に足を踏み入れた時から映画体験は始まっています。カウンターでドリンクを買い、自分の席を探し椅子に身をゆだねる、そして少しずつ落とされた照明と吸音された圧倒的な静けさの中で始まる予告映像を観る。その空間にしかないプロセスのひとつひとつを進みながら、「映画がはじまる」という期待感が高まっていきます。
そして上映後のエンドロールは、BGMと共に余韻を楽しみながら、私の心が現実に戻る準備にひとときの猶予をくれる、そう思っています。
美味しい食事こそ、丁寧に美味しくいただきたい。理屈ではなく肌で感じるフィーリングを含め、特別な時間を過ごしたい。同様に上質な映画ほど丁寧に観たいと思うのです。
そんな私がショートフィルムに出会い、普段は結婚式の会場となる迎賓館で一般の方々向けに、「T&G Films」と題した上映会を開催することになりました。
世界中から集められた珠玉のショートフィルムを並べるなら、映画の世界を崩さない上質なステージとスポットライトを用意したい。ステージは非日常の、たとえばお城のような大邸宅。カメラを構えれば大きな門越しに数え切れないイルミネーションが遠く滲んで煌めく。石づくりの大きな階段に敷かれた真紅のカーペットの上を歩きたい。建物に入ると天井の高い空間に上質なBGMが静かに流れ、細部まで贅沢な雰囲気に少し緊張した気持ちになる。そんな特別な空間がいい。
上映会場は大き過ぎず、小さ過ぎず、スマホで映画が観られる時代だからこそ、大きなスクリーンで役者の息遣いを丁度よく感じられる広さがいい。コーラとポップコーンが似合う映画もあるけれど、JAZZとシャンパンが似合う作品もある。上映後には、大きめのソファで、「どうぞそのまま余韻をお楽しみください」と言われたい。出来ればその風景を写真に収めて思い出の一つにしたい。もう一度来たい場所にしたい。
そんなイメージが膨らんできました。
上映するのは1本20分くらいのショートフィルム。仕事帰りに1時間もあれば3~4作品が楽しめる。せっかくだからいろんな国の作品を集めて世界中をトリップしたい。おしゃれにフランスやベルギーの作品で憧れのヨーロッパの雰囲気を味わいたいし、どこにあるのかはちゃんとは知らない国(…コンゴとか!)の作品も見てみたい。
制作費の多寡に左右されないショートフィルムだからこそ出来る幅の広い贅沢なラインナップで、私やゲストが知らない世界の扉を開けていきたい。もしかしたら魅力を知ったゲストがその国に旅立ったなんて話も聞けたら素敵ですね。
世界中の聞き取れない言語で、一目ではよくわからない現地の文化を知ってもらいたい。もちろん、字幕でフォローをして、より理解を深めてほしい。
全国の迎賓館で実施する「T&G Films」は、大型の映画館とは一線を画してショートフィルムに上質なステージとスポットライトを提供する場でありたい。たくさんのゲストにショートフィルムとの最高のファーストミート(※)を、ショートフィルム好きにはとっておきのお気に入りの秘密の空間を、という私のイメージをカタチにして皆様をお待ちしています。
-上質な非日常体験を限定開放の迎賓館で-
T&G Filmsは全国30の迎賓館にお客様のとっておきの時間をご用意してお待ちしております。
※ファーストミートとは、結婚式直前、ドレス姿に着替えた花嫁とタキシード姿の花婿が初めて顔を合わせる言葉にならないスイートな瞬間のこと。
T&G Films
「T&G Films」は、ウェディングプロデュースT&Gが手掛ける、全国30会場の一軒家貸切のウェディング会場で体験する、新感覚の映画イベントです。
約1時間で各国映画祭を受賞した3~4作品のショートフィルムを上映しており、これまでにも「Love」「Happy End」などのテーマを設定した心温まる作品を上映しています。
非日常的な空間で、グラスを傾けながら「ショートフィルム」をゆったりとお楽しみいただける注目の映画体験です。
詳細はオフィシャルサイトにてご確認ください♪
https://tandgfilms.com/