【海外トピックス】おすすめしたい海外のクリスマスショートフィルム

大人も子どもも心が弾むクリスマスの季節がやってきました。この時期になると観たくなるクリスマス映画もたくさんありますよね。今年はどの映画をセレクトしようか？なんてことを考えるだけでもワクワクします。
クリスマス映画と言えば長編を思いつく人が多いかもしれませんが、特に欧米ではクリスマスをテーマにした短編映画やファッションブランド・百貨店などが製作したブランデッドムービーもたくさん見られます。また、それらの作品をWEBで無料配信しています。今回は『英国王のスピーチ』の監督トム・フーパーによるクリスマスムービーを含むショートフィルム７本をご紹介します。

アメリカの大手スーパーマーケット「Kroger（クローガー）」が送る心温まるクリスマスフィルム

1883年にアメリカ・オハイオ州シンシナティで開業した全米最大のスーパーマーケットチェーン「Kroger（クローガー）」が製作したブランデッドショート。
冬のある日、男は亡き妻が残したレシピノートを見つける。その一つひとつの料理には共に過ごしたたくさんの温かい思い出が、、、愛する人が作ってくれた料理を再現することで特別な思い出が蘇る。そして、大切なクリスマスの日、妻が残したレシピをもとに今度は彼がクリスマスディナーを作って孫たちをを迎える。
愛情のこもった家庭料理は家族にとって忘れられない味。
作中に出てくるクランベリーチーズケーキが美味しそうで思わず食べたくなってしまいます。

史上初のクリスマス・ムービー！？

1898年に作られたイギリスのサイレントフィルム『サンタクロース』。サンタクロースがクリスマスイブの晩にやってくるストーリーを描くのは初期イギリス映画の代表的監督ジョージ・アルバート・スミス（George Albert Smith）。映画監督になる前はマジック・ランタン（幻燈機）の技術師や催眠術師をしていました。
サンタクロースの登場シーンは当時としては革新的な特殊効果を使ったもので、彼は特殊効果を多用することで幻想的なシーンを作り出したイギリス映画界における先駆者の一人です。ちなみに、作品に登場する子どもたちとお母さんは監督の実際の家族でした。

アメリカの会員制スーパーマーケット 「Sam's Club（サムズ・クラブ）」の初のショートムービー

『THE UPSIDE／最強のふたり』や『ジュマンジ／ネクスト・レベル』などに出演のコメディ俳優ケヴィン・ハートがクリスマスパーティーで娘のボーイフレンドに出会い、一緒に買い出しに行くことになるストーリー。果たして、娘の結婚を認めない頑固な父親を説得することはできるのか？
アップテンポなリズムにドラマを１つ見たかのような満足感。「メリー・クリスマス」の「Merry」と「結婚する」の「Marry」の２つの似た音をかけた言葉遊びがなんとも滑稽です。

アメリカのボランティア団体「United Way」のちょっと変わったハッとさせられる作品

ホリデーシーズンに訪ねてくる人々や通りを歩く人の様子を映しだすインターホンのカメラ。プレゼントを届けに配達人、大きなツリーの木を運び込む家族、庭で雪だるまをつくる子どもたち、パーティーに訪れる人々・・・。一見幸せそうなアメリカの冬の情景、しかし最後のワンシーンは見るものをハッと現実に連れ戻します。

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イギリスの老舗デパート「John Lewis（ジョン・ルイス）」のクリスマス・ムービー

クリスマススを目前にスケートボードの練習に必死になる一人の中年男性。決して上手とは言えないが、何度も転びながらも練習を続ける。なぜそこまでして練習を？
毎年恒例のジョン・ルイスのクリスマス・ムービー。今年は児童養護施設で育つ子ども達に焦点を当て、ほんの少しの優しさが社会的養護の子ども達にとって大きな救いとなることを作品を通して伝えています。

『英国王のスピーチ』の監督トム・フーパーが送る「The National Lottery」のロマンティックなクリスマスムービー

『英国王のスピーチ』でアカデミー賞を受賞したトム・フーパー監督による「The National Lottery」のロマンティックでチャーミングなクリスマスムービーです。
クリスマスイブ、偶然電車で出会った若い二人。すぐに二人は惹かれあい、男性は電話番号を交換しようとするが電車の扉が閉まってしまう。クリスマスの運命的な出会いを逃してはならないと、ポケットに入っていた宝くじ券を取り出し、番号を書いてなんとか彼女に渡すことができた。しかし、彼女がいざ電話をしようと券を取り出すと、番号が滲んで読めない、、、二人の間にクリスマスミラクルは起きるのか？？？そして、宝くじは当せんしていたのか？？？

一足早く「ウサギ年」を楽しむショートフィルム

1928年に銀幕で公開されて以来、95年の歴史の中で初めてとなるウォルト・ディズニーアニメーションスタジオのウサギのキャラクター「オズワルド」がショートフィルム『Oswald the Lucky Rabbit』として公開されました。
ディズニーが来年100周年を迎えることを記念し、ベテランアニメーターのエリック・ゴールドバーグが監督した本作。伸びたり縮んだりするディズニーアニメ特有の（ミッキーマウスにも通じる）コミカルな動きに、早くも2023年のウサギ年が待ち遠しくなってしまう１作品。