社会人の傍ら、映画好きどうしが出会える場、話せる場づくりの活動に取り組む、みゅーさん。
BSSTOの配信作品はもちろん、色々なショートフィルムについてもSNSで情報発信されていたことをきっかけに、
今回、みゅーさんの映画のあるライフスタイルについてインタビューをさせていただきました。
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映画は、平凡な日常の中で、非日常を感じるものとして楽しんでいるというみゅーさん。
「なかなか普段の生活では味わえないスリルを味わっていると言っても良いかもしれません。そのせいか、好きなジャンルはホラーやスリラー、サスペンスで、現実では起こり得ないもの、体験できないものを作品に求め、それを感じることに対して楽しいと感じているのだと思います。
映画のシチュエーションが現実に起こったら、自分ならどうするかをふとした瞬間に考えるのも好きです。」
『15時17分、パリ行き』(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT INC. / © 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
幼少期からジブリ作品やディズニー作品をVHSで観ていましたが、年間300本も鑑賞するほど映画好きになったきっかけは、王様のブランチで紹介されていた『15時17分、パリ行き』の試写会に行ったことだったそう。
「イーストウッド監督作品とは言え、どちらかと言うとメジャー作品ではない部類。でもその作品の面白さに感動しました。
バンバンCMの流れるような、ハリウッド大作じゃなくても面白い作品があるんだ、という今では当たり前に感じていることを初めて実感した」と話します。
そこから色々な作品を観はじめ、人生の転機となる作品『ミッドサマー』に出会います。
アリ・アスター監督の舞台挨拶で本作が「失恋映画」だということを聞いたみゅーさんは、
「この映画のおかげで目が覚め、その当時交際していた彼と別れるきっかけとなりました。この作品のおかげで今の私があると言っても過言ではないかもしれません!」と教えてくれました。
映画フィギュアがお出迎え!イベント会場では毎回フォトポットが用意されます。
趣味のひとつとして、社会人として働く傍ら、映画イベントCINEPARAのスタッフとして運営に携わっているという みゅーさん。
2ヶ月に1回程度の頻度でオフライン開催をしている集まりで、毎回、「おすすめのファンタジー映画」等、毎回変わるテーマに沿ったプレゼン大会を行っているそう。
サントラが好きな映画/推し俳優を語ろうといった、思わず楽しそう!と身を乗り出してしまいそうな企画も。
1番観たいと思った作品を選ぶ「ベスト作品賞」や1番発表が良かったプレゼンターを選ぶ「ベストプレゼンター賞」に加え、プレゼン資料が1番良かった人には「ベストドキュメンテーション賞」も贈られるのだそうです。
「みなさん、PowerPointやCanvaを利用した資料であらすじやおすすめポイントを紹介したり、ポスターのみシンプルに、など、プレゼン方法は人それぞれなところも面白く、工夫を凝らした資料もあります。」と教えてくれました。
約60名ほども集まるイベントでは、「多くの映画ファンと話ができ、新たな作品や新しい視点に出会える場となっています。」とその魅力を語ります。
2月に開催されたCINEPARAの様子
中でも、みゅーさんが印象に残っているオススメ映画のプレゼン企画は「隠れた名作映画」。
王道の名作ではなく、プレゼンターそれぞれが「これだ!」と思うイチオシの映画を紹介していて印象的でだったと語ります。FilmarksでのMark数が少ない映画がプレゼンされる傾向にあり、新たな映画を知る、知っていたけどまだ観ていなかった映画を観るキッカケになるのだといいます。
「映画が好きな人が同じ映画好きの人と話せる機会は貴重。トークテーマもたくさんあるので、多くの人が気軽に参加してもらえるイベントにしていきたい」と意気込みを話してくれた みゅーさん。
「イベントを通じて映画友達の輪を広げていきたいし、自分の好きな映画を多くの人に知ってもらえるように、魅力を伝える方法を模索したい」と力強く語ります。「まずは語彙力を増やすことから取り組みます。笑」とも。
映画が好きなら知識量や鑑賞数は関係なく、普段なかなか映画の話ができないなーと感じている人たちが参加しているそうですので、もし興味のある方はぜひ次回の情報をSNSからキャッチしてみては?
X: @CINEPARA_1225
Instagram: @cinepara_1225
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『冬の日』(3/4まで配信)
女性と少年、その2人の関係性に違和感を覚えながら、徐々に確信を得ながらもハッキリとは語られない、ショートフィルムならではの余韻を感じられる作品です。
みゅー
映画とドラマが大好きな社会人。
映画はサスペンス、スリラーを中心に気になったものを、ドラマは毎クール平均10本見ているので、毎日何かしらの映像作品を見てます。レビューは感覚派。
気になったことはやってみるをモットーに人生を謳歌中!周りからは「何をそんなに生き急いでるの?」と言われるレベルで予定を詰め込みがち。立てるスケジュールは分単位。
X: @cmr_0812
Writer:BSSTO編集部
「暮らしにシネマチックなひと時を」
シネマな時間は、あなたがあなたに戻る時間。
「ブリリア ショートショートシアター オンライン」は、毎日を忙しく生きる社会人の皆さんに、映画のあるライフスタイルをお届けします。
毎週水曜日にショートフィルムをオンライン配信。常時10本ほどを無料で鑑賞できます。
https://sst-online.jp/theater/