BSSTO配信作品にレビューをよせていただいたことがきっかけで、インタビューをさせていただいた、流れ星政宗さん( X @dayuo666masamun)。
現在、「夕暮秘密基地」という名前で映像制作の活動もされているという流れ星政宗さんに、映画との出会いや日常でのショートフィルムの楽しみ方をインタビューしました。
***********************
どっぷり映画にハマったのは20歳の時とのこと。「無気力な日々でしたがビデオレンタル店で、1本50円で借りられるキャンペーンをやっていたときに、気力を振り絞って借りにいったことがきっかけでした。毎回10本くらいずついろんなジャンルの作品を借りて、観終わったら返しに行き、また借りるという生活を送っていました」と振り返ります。
映画の中でもホラーが好きだという流れ星政宗さんは、「きっかけはバイオハザード。元々ゲームをやっていたことがありそこからズブズブとゾンビ沼へ、そして範囲が広がりホラー沼へと沈んでいきました。」と教えてくれました。
(c)2002 Constantin Film Produktion GmbH. All Rights Reserved.
「観た作品の多くから何かしらの影響は受けていると思います。」と、イーライ・ロス、ジョージ・A・ロメロ、エドガー・ライトと好きな監督の名前も挙げてもらいました。
映画のDVDやBlu-ray、ポスター集めも趣味という流れ星政宗さんの家には、約2000本映画があるそうで、映画は5000本くらい観ているとのこと。
ビデオレンタル店でバイトをしていたことがあると話してくれた流れ星政宗さん。「楽しかったことは映画好きのスタッフとレンタル開始された作品の感想を言いあったり、おすすめ作品を教えあったりしたこと。一方で、お客さんから無理な注文をされて困ってしまうこともあった」と振り返ります。
好きな作品として、『ダークナイト』、『ワールズ・エンド酔っ払いが世界を救う!』、『パーフェクト・トラップ』をあげていただきました。
『ダークナイト』はジョーカーという悪役として完璧すぎるキャラクターが魅力です。
なんの能力も持っていない狂気だけを武器にバットマンを追い詰めていくのが最高!
最初から最後まで完璧な作品です!
ダークな世界観とキャストの配役が完璧なことが素晴らしい。
『パーフェクト・トラップ』は冒頭の大虐殺シーンが神。初めて見た時の衝撃が忘れられません。
前半と後半でタイプの違うホラーを楽しめるのも好きなポイントです。
『ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う!』は、推しのサイモンペッグが主演をしていて、ただただくだらない頭を空っぽにして楽しめるコメディ作品です。
途中から急にSFになるのとひたすらビールを飲み続けるペッグが面白い!
現在は「夕暮秘密基地」という名前で映像制作の活動をしている流れ星政宗さん。
YouTube @夕暮秘密基地
「主にショートムービーを制作しいていて、ジャンルはホラーが多いです。
元々小学生時代の頃から趣味で詩を書き始めて、その後小説、25歳から脚本を書き始めました。」と語り、「脚本でサークルにも入ったのですが、そこまで人数がいなかったので、気がづいたら、監督や役者などほぼ全部やってました。」と話してくれました。
「一番楽しいのは撮影ですね!撮影の仕方や演出の仕方などメンバーと相談しながら試行錯誤して一本作り上げていくのが楽しいです。自分が書いた脚本が映像になっていく過程は何回やっても楽しいです。」
また、一番大変な点として、外での撮影について教えてくれました。
「交通の邪魔をしないように撮影を止めたり、気温の影響を受けたりと、撮影時間が押しやすいです。小道具でソフトクリーム使ったときはものの数秒で溶け始めて大変でした。」
「長編に比べて時間が短いため、伝えたい部分をクローズアップして表現しているのが短編作品の魅力だと思います。自身で脚本を書く時も極力わかりやすく伝わりやすいようにするために直接関係ないシーンやセリフを削ったりしています。」と、ショートフィルムの魅力について、クリエイターならではの視点で語ります。
そんな流れ星政宗さんがおすすめするBSSTOで配信中のショートフィルムは『ハイパースティション』。
人それぞれ持っているであろうジンクスやおまじない。
もしそれが本当に効果を発揮したらというストーリー!
もっと広げられる設定なので是非長編にしてほしい!
とコメントを寄せてくれました。そして、実際にこの作品を長編化するなら・・・
「おまじないやジンクスで運命を変えられる登場人物を増やしてドタバタコメディにしたいです。ホラーが好きなのでホラーっぽくもしたい!
ジンクスとおまじないはホラーと相性がいいので。」
これまた制作に向き合っている方ならではのイメージが膨らむコメントをいただきました。
「基本的に映画は時間があったら見ます」と話す流れ星政宗さん。「映画をはじめ、映像作品が好きなので50インチくらいの大きめのテレビを買いました。ゆっくり見るときはお酒とおつまみを用意して映画にツッコミながら見ています。」と家で映画を楽しむ際のこだわりも教えてくれました。
「ゾンビ映画やスプラッター系の作品を特殊メイクやVFX、CGを勉強して予算かけていつか実現したいです。
夢はたくさんありますが、自分で制作した作品を映画館で観ることが夢です。」と語ってくれました。
「夕暮秘密基地」制作のおすすめショートムービーはこちら!
夢がかないますように応援しています。
Writer:BSSTO編集部
「暮らしにシネマチックなひと時を」
シネマな時間は、あなたがあなたに戻る時間。
「ブリリア ショートショートシアター オンライン」は、毎日を忙しく生きる社会人の皆さんに、映画のあるライフスタイルをお届けします。
毎週水曜日にショートフィルムをオンライン配信。常時10本ほどを無料で鑑賞できます。
https://sst-online.jp/theater/