配信期間が終了しました
【あらすじ】
さまざまなライフステージを乗り越えるには困難がつきもの。メモがつなぐ、あるふたりの人生。
【作品制作の経緯】
トロントで小さな文房具店のオーナーをしています。店の常連客の一人に、広告エージェントで副社長をされている女性がいるのですが、ある時、彼女のお祖父さまからお祖母さまに宛てて80年以上も前に書かれたというラブレターの話で盛り上がりました。束にするほどのたくさんの手紙はそのお客さまに受け継がれ、以後宝物として大切にされているそうです。
今の時代、そういったやりとりのほとんどが携帯のメッセージやEメールで済んでしまうので、私たちの子ども世代や孫世代が直筆の言葉が持つ価値を知る機会はほとんどなくなるでしょう。それがひどく悲しく思えて、2人で嘆いていたのです。
この出来事がきっかけで私たちの中にある想いが生まれ、それに息を吹き込むためのクリエイティブチームが集められました。何か月か経って、彼女は“Notes”の最初の脚本を持って店に来てくれました。わたしはそれを読んだ瞬間に、ストーリーの美しさと、”誰かと誰かの関係“が生まれてから終わりを迎えるまでを「手書きの言葉で描く」という深い発想に胸を打たれました。
完成した作品をコミュニティの皆さんやお客さまに見てもらうことで、この店に興味を持ってもらい、また手書きの言葉の価値を強く伝えることが出来ました。作品を担当したクリエーターにインスピレーションを与えられたことを誇りに感じ、創作の過程に加われたことをとても光栄に思っています。
(製作者談)
本作についてSSFFスタッフが語っています!ぜひご覧ください!(4作品目)
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Chris Booth & Joel Pylypiw