「ブリリア ショートショートシアター オンライン」は、2023年2月14日(バレンタインデー)にサービス開始から5周年を迎えることを記念し、BSSTOを運営する株式会社ビジュアルボイス代表の別所哲也と、映画コメンテーターのLiLiCoさんによる「アニバーサリーナイト」のイベントを開催いたしました。
5年間でのべ45以上の国と地域から240作品以上のショートフィルムを無料配信し、また、メールやSNSアカウントを登録すると無料で作品視聴可能となる会員数は、全国から8万7000人を数えるまでに成長してきたBSSTO。
コロナ禍を経て、3年ぶりにBSSTO会員が参加してのリアル開催が実現された本イベントは、池尻大橋のBPMを会場に、社団法人花の国日本協議会のフラワーバレンタインによる花の装飾、ペルノリカール社のワインとオリジナルカクテルで華やかに催されました。
イベントでは、最初にBSSTOで配信中のバレンタインデーにふさわしいLOVE & Short Film シリーズから、フランスのラブコメディ作品『透明人間の恋/INVISIBLE』と、キュートでポップなロマンス作品『いつか王子様が現れて/Once upon a time my prince will come』が上映され、冒頭のあいさつで登場したBPMストア・マネージャーの新藤氏より、作品から着想したオリジナルカクテルや、作品の舞台となるベーカリーをイメージして取り寄せた池尻大橋の名物パン屋「TOLO PAN Tokyo」のスコーンについて紹介、来場者はショートフィルムとカクテル、スウィーツのマリアージュを楽しみました。
ショートフィルム上映後には別所哲也とLiLiCoさんが再び登場。上映された2作品についてそれぞれ感想を語りました。
1作品目、好きな人の前で必ず赤面してしまうシャイな科学者のラブストーリー『透明人間の恋」については、LiLiCoさんは「告白する勇気が必要。ダメならダメで次に行けばいいんだから。結果、気にしているのは自分。」と恋愛論を展開。
別所も子どもの頃には耳だけ赤くなったエピソードを披露しながら、バレンタインデー間近の今、告白するときのソワソワ感について話がおよび、「弱い自分が一番のライバル。」「期待に応えようと無理しちゃう」とイメージとのギャップについて盛り上がりました。
パン屋で働く主人公の女性がゴミ箱の中に多額の現金を見つけてしまうストーリーの2作品目『いつか王子様が現れて』については、
「私が今お金を見つけたら、(TV番組の)ドッキリだと思っちゃう」とLiLiCoさんが笑いを誘いました。別所は「カラフルだし、ポスターもスタイリッシュ」と作品の色遣いにも注目。会場でふるまわれた、緑色のカクテルやスコーンなど、作品と連動したメニューを楽しんだことも伝えられました。
続いて、トークはBSSTOの前身である、横浜みなとみらいに2008年~10年間開館していたブリリアショートショートシアターの思い出の話に。映画館のオープンもバレンタインデーだったことから、毎年、15年間アニバーサリーを祝い続けている別所とLiLiCoさんは懐かしい写真をスライドで振り返りながら、「もはや家族のようだ」と温かい気持ちで、会場に集まった会員、そして全国にいるBSSTO会員に向けて感謝を述べました。
10年間横浜みなとみらいに展開したリアルの映画館には、カンヌ映画祭でも使用されているシートやレッドカーペットをイメージした階段などこだわりの仕様と、数々の著名監督やクリエイターゲスト、様々なテーマで展開されたショートフィルムプログラムやそこに集うコミュニティがありました。
そして、2018年2月14日にオンラインシアターへと移行することで、ショートフィルムのカルチャーは全国に波及していき、オンライン上でのコミュニティという新たなスタイルも出来上がってきました。
別所は「コロナ禍を通じて特に、オンラインシアターであることの存在意義が深まった。色々な国のショートフィルムを通じて、世界を日本全国に届けてきた」と感慨深く振り返り、熱く語りました。
また、オンラインシアターに移行してからは、ファッションや食、インテリアなど「ライフスタイル」を切り口にして生活の中のショートフィルムや映画を紹介するマガジン、オンラインで集まりながらもオフラインイベントに発展していく多面的な取り組みが実施されていることも紹介され、その中で協力いただいてきた、映画レビュワーのDIZさん、イベントなどキャンペーンのビジュアルを作成いただくHarucaさん、現在連載コラム「映画とお菓子の方程式」でスィーツ×映画のの楽しみ方を紹介するダイスケおじさんなど、新たにBSSTOをサポートいただいている面々の来場も紹介されました。
会場では、ダイスケおじさんお手製のストロベリーチョコレートも配布され、連載コラムで紹介している、映画『バレンタインデー』に登場する、ヘイト・バレンタインデーパーティをモチーフに制作されたことが紹介されました。
トーク終盤には、「大切な人に思いを伝えるバレンタインデー」をテーマに、別所とLiLiCoさん二人がそれぞれをイメージして用意したフラワーブーケを交換(協力:⼀般社団法⼈花の国⽇本協議会) 。
別所からは、LiLiCoさんへは、ヒマワリのようなパワーと、可憐な魅力を兼ね備えた黄色のチューリップを、LiLiCoさんから別所へは、こんなに行動力を持った情熱的な人はいないと、赤のダリアが贈られました。
LiLiCoさんは、チューリップは散っていくときの姿がとてもセクシーで好きとコメント。チューリップのフォルムを体全体で表現し、会場を笑顔にしました。
「バレンタインデーやアニバーサリーのようなイベントの時はもちろん、何気ない普通の日にお花を1輪でもプレゼントされると、本当に嬉しい、プレゼントする方も心が温かくなる」として、二人は改めてBSSTOを好きでいてくれる会員の方々への感謝を伝え、イベントに参加した来場者には最後に1輪ずつバラの花がお土産として手渡されました。
イベントで上映されたショートフィルムは、BSSTOにて絶賛配信中。
◆イベントで上映した『透明人間の恋』と『いつか王子様が現れて』はBSSTOで絶賛配信中!
トークの模様は後日、SSFF & ASIAのYouTubeチャンネルにてアーカイブ配信予定。
◆なお、会場となったBPMでは今後、BSSTOとのコラボレーションイベントを年間を通じて実施予定。SNSやメールマガジンでお知らせいたします!
◆イベント協力
会場:BPM
会場装飾・ブーケ:一般社団法人花の国日本協議会
スパークリングワイン・ワイン:ペルノ・リカール・ジャパン
Writer:BSSTO編集部
「暮らしにシネマチックなひと時を」
シネマな時間は、あなたがあなたに戻る時間。
「ブリリア ショートショートシアター オンライン」は、毎日を忙しく生きる社会人の皆さんに、映画のあるライフスタイルをお届けします。
毎週水曜日にショートフィルムをオンライン配信。常時12本ほどを無料で鑑賞できます。
https://sst-online.jp/theater/