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THEATER
May. 18, 2018 PRIZE

未来の自分 Future Self / オーディエンス投票作品(1)

Story

チャールズはタイムトラベルを信じる少年、いつか未来の自分と話すことを夢見ている。そんな彼の前に不思議な男が現れた。一体彼はどうする?

【解説】
アメリカのコメディ短編映画祭でも受賞している本作は、とあるダイナーが舞台のワンシチュエーションドラマだ。物語はSloane Siegelと子役のTom Martinの掛け合いによってテンポよく進んでいく。終盤に近づくにつれ、二人の会話は「後悔しない生き方って?」という問いを中心に展開されるようになるが、それはこの映画をみている鑑賞者への問いかけだ。「もし昔の自分に出会ったら何を伝えたいだろう」–そんなことを考えさせられる。

度々使われる顔のアップ、スローモーション、左右対称の構図。さらには、部屋の内装と小道具の色味のマッチングなど、無駄がない画作りが心地よい。そして監督自らが制作した音楽と合わさった「お洒落さ」にも注目である。監督のポケットマネーとクラウドファンディングで製作された本作だが、低予算とは思えない見ごたえのある作品だ。

 

Director

Ezra Godden
ロンドン生まれ、俳優、脚本家、監督として活躍。本作品は初めて脚本と監督だけでなく、音楽も制作した。

Info

制作国:アメリカ
ジャンル:コメディ
制作年:2013
上映時間:約17分

受賞歴
ホーリーショート映画祭2013(イギリス)
オースティン映画祭2013(アメリカ)
LAコメディ短編映画祭2014(アメリカ)最優秀コメディ作品

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