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外出自粛の社会状況だからこそ、10分ほどの映画で、海外旅行に出かけてみませんか?
【あらすじ】
ローマのツアーガイドのデビッドは、恋に破れた傷心のさなかに仕事をしていた。しかし思い出の詰まったローマの街並みを見るうちに想いがこみ上げ、ツアー客に恋の悩み相談をし始めてしまう。
【解説】
ローマ在住の監督Nicolaがある日ローマの街を車で運転していると、多くのツアーバスに囲まれた。ふと、「もしここにいるツアーガイドが今の僕と同じ気持ち(=失恋していたらしい)だったらどうなるんだろう?」と思ったところから、本作の構想が始まったそうだ。
ツアーガイドに密着して取材したところ、お客さんがツアーガイドの話をほとんど聞かず、写真撮影に没頭していることに気が付いた。そこから「もしツアーガイドが自分のパーソナルな体験をお客さんに話し始めたらどうなるんだろう?」と想像が膨らみ、本作が生まれた。
Nicola Sersale
1987年生まれ、ローマ出身の映画監督。アーツ・ユニバーシティ・ボーンマウスで映像製作を学び、ショートフィルム製作で多くの賞を受賞する。その後ロンドンフィルムスクールで学び、ストーリーテリングの手法や編集能力を伸ばしている。