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外出自粛の社会状況だからこそ、10分ほどの映画で、海外旅行に出かけてみませんか?
【あらすじ】
砂漠に囲まれたとある町で、サインスピニングで小遣い稼ぎをしているジェイスとデレクは、日ごろ彼らをバカにする奴らに仕返しをしようととある計画を思いつく。しかし一人の母親が二人の前に現れたとき、彼らの計画は思いもよらぬ方向に・・・。
【解説】
『君の名前で僕を呼んで』(2017)で、第90回アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされ、注目を集めティモシー・シャラメ。ジェイソン・ライトマン監督作『ステイ・コネクテッド つながりたい僕らの世界』(2014年)で長編デビューをし映画界で名が知られるようになったが、その前に制作された短編が本作だ。あどけない少年の表情を魅せるティモシー。大人になるちょっと手前、でも子どもじゃない。背伸びをしてかっこつけたくもなる一方で、うまくいかずに堪えるモヤモヤとした時間。ティーンエイジャーの微妙な心の動きを写し撮った映画だと言えるだろう。
さて、本作で主人公と友人の二人がくるくると回している板。タイトルともなっている「サインスピナー」とは、広告のボードを回すパフォーマンスだ。舞台はリーマンショック後のアメリカの田舎町。すさんだ世相の中でも少年たちが黙々とボードを回す。その姿の逞しさ、大人にはまねのできないひたむきな姿勢に胸が打たれる。
【レビュー】
・映像と、音楽がかっこよかったです。
そして有名になる前のティモシーシャラメは既に美しかったです。
・ある一瞬の偶然が重なって誰がいつ「悪魔」になってしまうか分からないという怖さ。
(※国内最大級の映画レビューサービス・Filmarks(フィルマークス)よりレビューを引用)
Erik Barnes
LA在住の映画監督。コマーシャルやインスタレーション映像などを手掛けている。自身の制作会社Barnacle Filmsを設立し、ドキュメンタリー作品なども監督。現在は長編『Down the Ocean』の準備中。