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【あらすじ】
6才のアグネスはお兄ちゃんが大好き。家に遊びに来たガールフレンドに奪われたくない一心であの手この手を尽くすが・・・。さりげない日常の出来事に繊細に揺れ動く、幼いアグネスの心情を描く。
【監督ステートメント】
私にとって、『アグネス』は子どもの最初の目覚めを描いた作品です。それは「永遠に続くものはない」というということです。
私は、すべての子ども達が、どこにいようと、人生である転換点に立たされると思います。それは、それ以前とは違って、自分の責任で他者とのコネクションを維持し築くようになる転換点です。
この映画では、アグネスと兄トビアスの人間関係が試されます。彼女はお兄さんとの関係をコントロールしようと試みます。子どもの視線と感情に焦点を当てて、シンプルでエモーショナルな物語を作ろうと努めました。
画面の中の出来事ではなく、この映画を観る人、ひとりひとりの心の中に、なにか変化が起きてくれたらうれしく思います。
Anja Lind
スウェーデン出身、ストックホルム在住。ストックホルム大学で映画論を、国立映画演劇学校で映画製作を、またBiskops Arnoで脚本を学んだ。現在はPlain Pictures Productionsに所属。