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【あらすじ】
通訳のヤノッシュは、ある日ハンブルク港の警察に呼び出された。若いアフリカ人女性がコンテナ船に立てこもり、自殺をほのめかしているという。ヤノッシュは彼女に力を貸すと約束するが、彼の想像を遥かに超える出来事が待っていた。
【ユーザー選考会レビュー】
・移民の女性側にも同情してしまうが、赤ん坊を受け取ることになってしまったヤノッシュにも同情した。近年のショートフィルムでは移民問題をテーマに扱った作品をよく見かけるので、解決の兆しが見えない深刻な問題なのだと改めて気づかされた。ラストのお母さんの表情が全てを物語っていた。(メル)
・現代社会の問題に迫った力作で、鑑賞後も色々と考えさせられる。そして、サミラ役の赤ちゃんの可愛らしさと”演技(ではないだろうが)”が良いアクセントになっている。(貞)
・フルサイズの映画をみたような感じ。最後のお母さんの顔が全て。エンディングの音楽がなんかよくてしみた。(たなべ あや)
Charlotte A. Rolfes
1987年、ドイツ・ヘルデッケ生まれ。2012年にケルンのifs国際映画学校で映画制作の学位を取得。同時に国内外の映画制作会社の美術部で経験を積む。その後、映画の構成・脚本を学び、2013年に演技指導に携わる。2014年10月からはハンブルクメディアスクールの映画制作の修士課程に通い、在学中の2015年に『サミラ』を監督。