ログイン
MAGAZINE
Feb. 23, 2024

【ダイスケおじさんの『映画とお菓子の方程式』】『ユキの異常な体質 / または僕はどれほどお金がほしいか』の
スノーボールクッキー
at 「BOOK SHORTS 10周年×BSSTO6周年コラボレーション・パーティー」

映画によってもたらされる幸福感。

それは他に類を見ない特別な心の高揚だ。

そしてお菓子もまた、他に類を見ない特別な幸福をもたらしてくれる存在ではないだろうか。

『映画』と『お菓子』

そんな愛すべき2つを掛け合わせる事によって心に鳴り響く幸福の汽笛。

このコラムは、特定の映画に似合うお菓子を開発または発見し、それを味わいながら作品に触れる事で、登場人物や作品を、より理解したり、より幸福感を感じられるような『幸せの方程式』を見つけていこうというコラムだ。

今月のコラム「映画とお菓子の方程式」では、2月22日に開かれた「BOOK SHORTS 10周年 × Brillia Short Shorts Theater Online (BSSTO)6周年コラボレーション・パーティー」のレポートと当日上映されたショートフィルム『ユキの異常な体質 / または僕はどれほどお金がほしいか』のイメージにピッタリなクッキー、スノーボールクッキーのレシピを紹介します。

何だか温かかったり寒かったりする今年の2月。午後のティータイムに、郷ひろみさんのようにジャケットを脱いだり着たりしながらお読みいただけたら幸いです。

ー 「BOOK SHORTS 10周年 × Brillia Short Shorts Theater Online (BSSTO)6周年コラボレーション・パーティー」 ー

国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)が展開する短編小説公募プロジェクト「BOOK SHORTS」が今年でで10周年を迎え、また、世界のショートフィルムを配信しているオンライン映画館「ブリリア ショートショートシアター オンライン(BSSTO)」も6周年を迎え、BOOK SHORTSとBSSTOがコラボレーションし、周年を祝うアニバーサリー・パーティーが開催されました。

左から、別所哲也さん、Aマッソ加納愛子さん、作家の大前粟生さん

小説家大前粟生さんとお笑いコンビAマッソ加納愛子さん別所哲也さんによるトークを聞きながらショートフィルムを楽しみ、美味しい料理をいただける素敵な時間でした。AIをテーマにしたトークは僕自身興味があり三者三様な考えがとても面白かったです。どこか硬いMCとゆるい3人のバランスがとてもいい雰囲気を作っていましたね。

ダイスケおじさんと仲間たち

そんな素敵なイベントに今年は映画仲間と参列。ショートフィルムが初めてという仲間もいて、これを機に世界が広がったり、ショートフィルムへの関心が生まれたり何かしら「映画好き」という人生が楽しくなってくれたらいいなぁなんて思いつつパーティを楽しみました。あ、1番かっこいいのが僕です(だまれ)

そして昨年に続き今年も来場者に手作りお菓子をプレゼントさせていただきました。今年は『ユキの異常な体質 / または僕はどれほどお金がほしいか』をイメージしたお菓子という事でスノーボールクッキーを用意させていただきました。来場された皆さん、美味しかったでしょうか?コラムの最後でレシピを紹介しています。良かったら作ってみてくださいね。

ー『ユキの異常な体質 / または僕はどれほどお金がほしいか』ー

『ユキの異常な体質 / または僕はどれほどお金がほしいか』

【あらすじ】

幸雄は、パパから援助をうけながら生活していた。そんな、ある雪が降りしきる冬の夜に部屋に突如現れたユキによって生活が一変する。幸雄の部屋でそれなりに幸せな日々を過ごす幸雄とユキであったが半年が経ちユキが恐れつつも憧れていた夏はやって来た。

監督・脚本:塩出太志
出演:鳥居みゆき、芹澤興人ほか
原作:大前粟生

製作国:日本
上映時間:約14分
配信期間:2024/2/23~

【ひとくちレビュー】

主人公はすごく不器用な人でしょーもない人生をおくっている。雪女のユキと出会った事で凍りつくのではなくむしろ心が溶かされているように感じました。1番最後のセリフも体温のない言葉とは裏腹に心の中は温かい気持ちで溢れていたに違いない。僅かながら主人公の表情からそう感じた。とても寒そうな映像ですがちょっと心温まる作品でした。

ー レシピ ー

さて、ここからはパーティにてプレゼントもさせていただいた、この作品を観ながら食べるのにピッタリな「スノーボールクッキー」のレシピを紹介していこう。

☆材料1人分(9個分)

1個6.8グラム

バター17g

粉砂糖4g

メープルシロップ3g

アーモンドプードル10g

小麦粉30g

☆作り方

①バターをレンジで溶かす

②①に粉糖を入れて混ぜる

③②にメープルを入れて混ぜる

④小麦粉とアーモンドプードルを混ぜたものを③に入れて混ぜる

⑤生地を冷蔵庫で1時間程度冷やす

⑥ 生地をひとつ6.8gになるように切り分け、丸める

⑦オーブンを余熱して、160℃で22分程度焼く

⑧冷まして、粉糖をまぶして完成

ひとつ食べると、もうひとつ、もうひとつと食べたくなってしまうなんだかくせになるクッキーですよ。最後にまぶす粉糖の量はお好みですが、僕はたっぷりまぶすのが好きです。スノーボールクッキーは食べるとそのうち口の中でバターが溶けて優しい味がどんどん広がって行くんですけど、粉糖を多めにまぶすと、口に入れた瞬間から甘さと粉糖の少し冷たい食感を感じる事ができるんです。この冷たい食感から優しい味に変わっていくという口の中のストーリーが『ユキの異常な体質 / または僕はどれほどお金がほしいか』のストーリーとシンクロしているようでおすすめなんですよ。

ぜひスノーボールクッキーを作って、2月23日よりBSSTOにて配信開始の『ユキの異常な体質 / または僕はどれほどお金がほしいか』を観ながら食べてみてはいかがでしょうか。

いかがでしたでしょうか。

いつも「映画とお菓子の方程式」をお読みくださりありがとうございます。

まだまだ寒い日が続きますが、気温差にも気をつけつつまた次のコラムでお会いしましょう。

Writer:ダイスケおじさん(インスタグラマー)

はじめまして。インスタグラムでユーモアたっぷりに映画の紹介をしています。長い独身生活で育ってしまった料理の腕前を活かし、皆さんの映画ライフを少しでも幸せなものに出来たらと思いこのコラムを執筆する事にしました。
ホッコリと味わっていただけたら幸いです。
Instagram:@daisuke.ojs

Share

この記事をシェアする

Related

0 0
記事一覧へ