仕事や育児の合間のリラックスタイムに配信作品を楽しんだり、休日は時間を見つけて映画館へ足を運んでいるというnanamiさん。そんな忙しい生活の中で、「更新頻度は少なめ」と言いながらも、新作映画の紹介をメインに、年代関係なく楽しめるコンテンツを目指してYouTubeチャンネル『nanamiの週末映画館』を発信しています。
「今年は2歳の娘がめでたく映画館デビューをしました!家族で楽しめる作品を見つけるのも、最近の楽しみです。」と話してくれるnanamiさんの、シネマチックライフをインタビューしました。
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(C)1979 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
映画との出会いについてお聞きすると、「母が生粋の映画好きで、幼少期から色々な映画に触れさせてくれた経験が今の私を作っています。」と語ってくれました。
「母は今も昔も『エイリアン』や『ジュラシック・パーク』シリーズなどハラハラドキドキ系の洋画が好きで、幼い頃の私は怖くて見れず・・・。 母が『チャッキー』を自宅でみていたことがあるんですが、 今でも若干トラウマです(笑) そんな中でも一緒に楽しめた作品は『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズです。 好きなシーンやキャラクターについてたくさん話した記憶があります。 ゆったりとした作品しか観たことがなかった当時の私の胸を躍らせ、 世界を広げてくれた作品です。 シリーズ最終章まで一緒に映画館へ足を運びました。 そんな母とは今でもよくおすすめの映画をLINEで紹介し合ったり、 帰省したら一緒にDVDをみたりしています。」
(C)SPMOVIE2025
さらに、ご自身がお母さんとなった今、娘さんとの映画ライフを楽しみ始めたとも教えてくれました。
「先日、2歳の娘さんと『シナぷしゅ THE MOVIE ぷしゅほっぺダンシングPARTY』を観にいったというエピソードを教えてくれたnanamiさん。
「馴染みのあるキャラクターや音楽に身体を揺らしたりしながら思った以上に楽しんでくれて、 最後はスクリーンに映った 《映画館デビューおめでとう!》 の文字とともに記念写真をパシャリ。 家族の大切な思い出になりました。
また、 自宅でも『Flow』というアニメーション映画を一緒に鑑賞しました。 娘も知っている動物がたくさん登場するので、 「にゃんにゃん!」と指さしたり夢中になってみているのが微笑ましかったです。 ジャンルを問わず、 興味を持った作品にたくさん触れて、 素敵な出会いをして欲しいなと思っています。」
(c)2009 “THE CHEF OF SOUTH POLAR” Film Partners
影響を受けた作品は「『南極料理人』。私の栄養剤です。」
この映画からは、 美味しいごはんが人を幸せにする力を感じると、その魅力を話してくれました。
「 おにぎり、 ラーメン、 特大エビフライ、、、魅力的なごはんがたくさん登場して、 みんなで食卓を囲んで美味しそうに頬張る姿はぐっときますし、 すれ違っていた心が少しづつ解けていく様子はまるで魔法のようでした。
劇中の「おいしいごはんを食べると元気が出るでしょう」という言葉のとおり、 食べることは生きる力そのものを象徴しているように思います。 落ち込んだときにはとりあえずおいしいものを食べよう!という私の性格は、 この作品にルーツがあるのかもしれません。」
「ヨルゴス・ランティモス監督の作品にハマった時期に、『ニミック』というショートフィルムを観たことがあり、 短編とは思えないほどのスリルに衝撃を受けました。」と、ショートフィルムについてコメントをくれました。それをきっかけにショートフィルムに興味を持ち始め、ちょこちょこお気に入りの作品を探すのが最近のブームとのこと。
BSSTOで配信している作品『小さな衝突』にもレビューを寄せてくださいました。
「1番頭に残っています。このショートフィルムは、 予期せぬ出来事に直面したとき、 人がどんなジレンマを抱えるのかを鋭く描いており、 自分が当事者ならどうするかを自然と考えさせられます。 正義に対する価値観への問いが静かに積み重なり、 たった5分とは思えないほど、 見終わったあとに思考がじわりと続いていく作品でした。」
そして、ショートフィルムの魅力について、「じっくりと味わう長編もいいですが、 短編は短尺でありながら濃密な表現が多く、 日常の中で新鮮な体験ができることが魅力だと思っています。」と教えてくれました。
ガジェット系YouTuberであるパートナーの様子を見ている中で、「 私も好きなことを発信したい!話したい!という気持ちが芽生えたのがきっかけ」と、YouTubeチャンネル『nanamiの週末映画館』をスタートしたきっかけを話してくれました。
「 周りに映画好きな友人がおらず、 いつも1人で映画をみて終わることが多かったので、余計にかもしれません。 平日はフルタイムで働いているので、 休日にこつこつマイペースに動画作りをしています。 もちろん家族の時間が最優先なので、 YouTubeの活動はのんびり気楽にやっています。」
印象に残っている回をお聞きしました。
「『近畿地方のある場所について』です。 もともとホラー映画は苦手でしたが、 今年は映画の視野を広げる 克服イヤーとして挑戦中です。 元々原作ファンだったのでこちらの映画を劇場で鑑賞し、 正直怖かったものの、 非日常の世界に入り込む面白さも感じられ、 ホラー映画ならではの楽しみ方を少しずつ理解できた気がします。 動画でもおすすめのホラー作品を教えてほしい、 と話したところ有難いことにたくさんの紹介コメントをいただきました。 自分の動画内で映画ファンの方々と交流出来たこともすごく嬉しかったです。」
紹介する作品選びは、「これはたくさんの人に観てもらいたい!と鑑賞後に感じたかどうかで」とし、「あまり難しい話はせず、 シンプルな分かりやすさ・親しみやすさを意識して老若男女問わず興味を持ってもらえるような動画作りを心がけています。」と教えてくれました。
「新作映画の紹介に限らず、 旧作や子供と楽しめる作品の紹介などもしていきたい」とするnanamiさん。「様々なイベントや、 映画ファンの方が開催しているコミュニティなどにもいつか参加してみたい」と話してくれました。
Writer:BSSTO編集部
「暮らしにシネマチックなひと時を」
シネマな時間は、あなたがあなたに戻る時間。
「ブリリア ショートショートシアター オンライン」は、毎日を忙しく生きる社会人の皆さんに、映画のあるライフスタイルをお届けします。
毎週水曜日にショートフィルムをオンライン配信。常時10本ほどを無料で鑑賞できます。
https://sst-online.jp/theater/