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おうちシネマを始めよう
Aug. 06, 2019

国際映画祭主催・東野正剛さんの部屋
~コレクション拝見!映画の神様たちと同居するお部屋~

「暮らしにシネマチックなひと時を」提案するBrillia SHORTSHORTS THEATER ONLINE(BSSTO)では、新コーナー「おうちシネマを始めよう」をスタートします。ホームシアターなどが普及する昨今、おうちで観る映画体験もより身近なものになりました。
このコーナーでは映画のある暮らしの参考に、映画をキーワードにお部屋づくりをしている方々のご自宅を訪ね、こだわりをじっくり伺います。
1回目の今回は、設立から21年を数えるアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」でフェスティバルディレクターを務める東野正剛さん。東京・湾岸地域の分譲マンションで一人住まいするお部屋を訪ねました。

ジャン・レノにトム・ハンクスにジョン・ウー監督も!?有名映画人のサインがゴロゴロ

編集Oお邪魔します~。お、玄関を開けると早速サイン入りポスターがありますね。
東野これは『ショーシャンクの空に』(1994年・アメリカ)のポスターです。主演のティム・ロビンスやモーガン・フリーマンのサイン入りです。

編集Oそれはすごいですね!ポスターを集めるのが趣味なんですか?
東野実際に監督や俳優にお会いしていただいたり、海外のネットオークションで落札したりして集めています。他にもありますよ。こちらへどうぞ。
(2LDKの寝室へ進む)

(このほかにも棚がたくさん。ぎっしりディスク)

編集Oすごい、ブルーレイの数ですね!一体どのくらいの本数あるんですか?
東野大学生のころから集めているので、僕も全部でどれくらいあるのかわからないです。この辺はN.Yに本社があるクライテリオン・コレクションっていうレーベルのディスクで、1000タイトルあるうちの70%くらいコレクションしています。このレーベルは、旧作をリマスターや特典付きで再販したもので、ここに選ばれるってことが、映画界では歴史価値を認められた、名誉なことなんですよ。

『フォレスト・ガンプ』のサイン入りポスター

東野ああ、これは『サウンド・オブ・ミュージック』のサイン入りパンフレットですね。これは若いころにジュリー・アンドリュース他、監督やキャストにサインしてもらったんです。

(左下の写真は20代の東野さん、監督のロバート・ワイズ氏と)

映画上映は壁一面のスクリーンで

編集Oリビングキッチンに移ってきました。夜景がきれいですね(読者の方にはお見せ出来なくて恐縮です)。
東野それじゃ、映画観ますか。
編集O白い壁に投影するんですね。40インチのテレビ4枚分くらいですかね。
東野ここに住んで12年ほどになるのですが、最初は吊り下げ型のスクリーンを使っていたんです。壁が白かったので映してみたらこちらでいいかってことになりまして、以来ずっとここが上映場所です。

編集Oプロジェクターはどんなものを?
東野三菱電機の家庭用プロジェクターです。これももう10年くらい使っているのですが、家電量販店に行っていろいろ試してみた時に一番しっくり来たのがこれだったんですよね。値段的にも手の届く範囲でしたし、重宝してます。ただ、先週から「ランプ交換」のメッセージが出るようになって、この際、新しいものに買い替えようかと。

編集O音響は?
東野ソニーのワイヤレスヘッドフォンを使っています。マンションなのでホームシアターをやるには音の問題がありますが、これなら近隣に気兼ねすることなく楽しむことができます。これは、Amazonで一つ1万円くらいじゃなかったかなぁ。

東野何か飲みます?ビールありますけど。KALDIってあるじゃないですか、そこで外国のビールいろいろ買っちゃうんですよね。特にこの「ムーチョ・アロハ」っていうハワイのビールが好きで、映画を観る時にはよく飲んでいます。

(おつまみは「柿の種」。こだわりは減塩。)

東野それじゃ、僕の大好きな『グランブルー』を観ましょう。長いので序盤だけね。

映画好きの祖父から受け継いだカメラ

編集O 正剛さんはいつごろから映画に関心を持つようになったんですか?
東野祖父の影響が大きいですね。この8mmフィルムカメラは祖父が使っていたものですが、会社経営の傍ら趣味で映像を撮っていました。

祖父が亡くなった時、僕はフランスにいたので葬儀には参列できなかったのですが、形見としてもらったのがこの8ミリカメラとライカの一眼レフでした。当時、ライカとミノルタが技術提携して製造していたカメラです。そのあと、自分でもフィルムカメラを買ってハマりましたが、なんと言ってもフィルムの持つ独特の味がいいですよね。フィルムの魅力と出会うきっかけをくれた祖父に感謝をしています。

編集Oこちらのカメラは、正剛さんにとって何よりの宝物ですね。本日は素敵なお部屋とコレクションのご紹介ありがとうございました!

東野 正剛(とうの・せいごう)

兵庫県宝塚市出身。カリフォルニア州ペッパーダイン大でジャーナリズムを専攻。卒業後、渡仏。3年間をクレルモンフェラン市に滞在する。以後、ロサンゼルスでショートフィルムの制作、ハリウッド映画の製作に携わる。2000年、SSFF&ASIAの前身「アメリカン・ショートショート ・フィルムフェスティバル」に事務局長として参加。

Writer:BSSTO編集室

「暮らしにシネマチックなひと時を」
シネマな時間は、あなたがあなたに戻る時間。
「ブリリア ショートショートシアター オンライン」は、毎日を忙しく生きる社会人の皆さんに、映画のあるライフスタイルをお届けします。

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