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Jun. 05, 2021

【DIZの薦めるショートフィルムの世界】第13回:DIZが薦める6月のショートフィルム

こんにちは、DIZです。毎月素敵なショートフィルムをご紹介するこの企画も、なんと2年目に突入しました。短くても映画の素晴らしさがぎゅっと詰まった、ショートフィルムならではの魅力を知ってから、はや1年。今や、気軽に楽しめるのに、充実した映画ライフを送るのに欠かせない存在になっています。今月は、普遍的なテーマでありながら、アプローチの仕方がユニークで、視野が広がる3作品をご紹介します!

斬新なアプローチの恋愛映画『アポロ81』

『アポロ81/Apolo81』
(スペイン/約12分)

【あらすじ】
男はカフェバーに立ち寄り、一人の女性が座るテーブルに相席する。「アポロ81」、「恋のコード」というニックネームを持つ二人は、カードゲームで駆け引きの対決を始める。

一目惚れから、恋愛に発展するラブストーリーはありがちですが、この魅せ方は観たことがない…!自分と付き合うとこんなメリットがあるぞ、と戦闘用カードで自分の魅力を示していく、新しいスタイルの恋バトルが繰り広げられるラブコメディ。
鉄の壁で、男性からのアプローチをブロックする女性の心を、熱烈なトレーディングカード型アプローチで解していく、今までにないユニークさが、新たな恋愛の形を教えてくれました。

“父の日”におすすめの映画『父に贈る言葉』

『父に贈る言葉/ I Love You, Dad』
(アメリカ/約10分)

【あらすじ】
父親から大事な電話を受けたにも関わらず、スティーブは電話を「じゃあな」という軽い一言で切ってしまう。その様子を聞いていた妻のカトリーナは、なぜ「愛してる」の一言も言えないのかと夫に詰め寄る。しかしそれは彼にとって、そんなに簡単に言えるセリフではなかった。

映画の中ではよく耳にする「愛してる」というセリフ。でも日常では、なかなか発することのない言葉。でもきっと誰もが「愛してる」と言われたいのが、素直な気持ちなのかもしれません。
心で思っていてるだけで、あえて口にしない言葉はたくさんありますが、この作品は大切な人に「愛してる」と伝える勇気を、優しく与えてくれます。映画の中だけでなく、現実の日常に、もっと「愛してる」が溢れたらいいなと思います。

心を癒すメッセージ『年に一度の再会』

『年に一度の再会/ Game of Life』
(フランス/約12分)

【あらすじ】
二人の男が年に一度、ある場所に集まっている。果たして彼らの目的とは?

大人になると、どんなに辛いことがあっても、泣くこともできず、ただ耐えなければならない場面はそう少なくない。子供の頃みたいに、思いっきり笑って泣いて、心の赴くままに、感情を表現することが許されない日々が、正直しんどいと感じる時もあります。
そんな時、この作品が教えてくれる”大人になれなくてもいいよね”というメッセージが、心をそっと癒してくれます。どんなに歳を重ねても、変わらなくていい、自分だけの長所を大切にしたいと思えます。

今月ご紹介した3作品は、私の”映画を観るのが好きな理由”が詰まった作品ばかりです。映画を観て、自分の世界にはなかった新しい視点や価値観を発見できる瞬間が大好きなのです。これからも世界中のショートフィルムに出会って、新しい自分を創っていこうと思います。みなさんも素晴らしい映画と共に、素敵な6月をお過ごしください。

その他6月の配信作品

『石のスープ/La Soupe au caillou』

(フランス/約7分)
分け合うのは心の栄養

【あらすじ】
その街の人々は夕飯時に、誰もが同じ料理番組を見ている。今日のレシピは、「石のスープ」だ。

『ピクルス / PICKLES』

(フランス/約15分)
うまくいかない時こそ見つかる幸せの種

【あらすじ】
アリスは35歳、ベルギー人、ブラックで、雑誌の編集者。しかし電車でやってくる娘のお迎えを忘れてしまって…

Writer:DIZ(ディズ)

映画の素晴らしさを広めるため、日々SNSで活動中。
映画と映画ファンをつなぐイベント“コスプレイヤーワン”、“アバウトタイムウィズ”など多数主催。
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