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Oct. 13, 2026

【ダイスケおじさんの『映画とお菓子の方程式』】「食欲の秋 心満ちる SHORT FILM RESTAURANT」特集に合わせて、
ほろ苦くも甘いロードムービー『マイ・ブルーベリー・ナイツ』をお菓子とマリアージュ

映画によってもたらされる幸福感。

それは他に類を見ない特別な心の高揚だ。

そしてお菓子もまた、他に類を見ない特別な幸福をもたらしてくれる存在ではないだろうか。

『映画』と『お菓子』
そんな愛すべき2つを掛け合わせる事によって心に鳴り響く幸福の汽笛。

このコラムは、特定の映画に似合うお菓子を開発または発見し、それを味わいながら作品に触れる事で、登場人物や作品を、より理解したり、より幸福感を感じられるような『幸せの方程式』を見つけていこうというコラムだ。

現在ブリリア ショートショートシアター オンラインでは、「食欲の秋 心満ちる SHORT FILM RESTAURANT」と題して、世界各国の「食」と、食卓の向こう側に広がる豊かな人間ドラマを描いたショートフィルム4作品が特集配信されています。

今月の「映画とお菓子の方程式」もそれに合わせ、ひとつの恋が終わった女性が、「これからの自分」を探していく少しほろ苦くて、どこか甘いロードムービー。『マイ・ブルーベリー・ナイツ』
こちらの作品をお菓子とマリアージュ。

スーパーには秋の食材が並び始め、秋の味覚への楽しみが膨らむ10月。食べた後に食べ、寝て、また食べて、結びに食べて寝る。そんな秋旬の僕のようにゆったりとお読みいただけたら幸いです。

ー マイ・ブルーベリー・ナイツ ー

©Block 2 PICTURES 2006

・あらすじ
恋人との別れを経験したエリザベスは、失恋の痛みを抱えたまま、夜のカフェを訪れる。

そこで出会ったのが、毎晩のように売れ残るブルーベリーパイと、店主のジェレミー。

自分の気持ちを整理するため、エリザベスはニューヨークを離れ、見知らぬ街を旅することに。

旅先で出会うのは、愛する人を失った女性、ギャンブルに人生を賭ける男、そしてそれぞれの孤独を抱えた人々。

さまざまな出会いと別れを重ねるうちに、エリザベスは少しずつ、自分自身の心と向き合っていく。

ー 見どころ ー

©Block 2 PICTURES 2006

―なぜ、ブルーベリーパイは売れ残るのか。ー

『マイ・ブルーベリー・ナイツ』で、ずっと気になることがある。

それは、夜のカフェに残されたブルーベリーパイ。

アップルパイやレモンパイが選ばれていくなか、
なぜかブルーベリーパイだけが残っている。

もちろん、単純に人気がないだけなのかもしれない。

でも、この映画では、
その「売れ残り」が妙に気になる。
そしてそれは恋愛に少し似ている。

誰かに選ばれなかったからといって、
その人に価値がないわけではない。

ただ、相手にとっての「好きな味」ではなかっただけ。

もしかするとブルーベリーパイは、
そんな彼女の心そのものなのかもしれない。

そう考えると、
夜のカフェに残された一切れのパイが、
少しだけ人生にも見えてくる。

大切なのは、
誰かに選ばれることより、
自分が何を好きなのかを思い出すこと。

人生とはそんな素直に生きる自分を選んでくれる誰かと出会うための旅なのかもしれない。

夜とネオンとブルーベリーパイが彩る、
少しほろ苦くて、どこか甘い映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』ぜひ観てみてくださいね。

ー お菓子とマリアージュ ー

それでは今月はこの素敵な映画をお菓子にしてみましょう。

今回も”映画の余韻に包まれながら食べたい”というコンセプトだ。

”傷つき旅に出て、いろんな人の人生を少しずつ見て、自分の心を取り戻していく。そして最後には、もう一度誰かを好きになれる。”

そんなストーリーを口の中で描いてみましょう。

ブルーベリーフィリングには、レモンを少し強めに。カカオニブを加えてほんの少しだけほろ苦さを加える。そしてアーモンドを少し練り込んだ香ばしいパイ生地。

ブルーベリーの甘酸っぱさに、

レモンの酸味
→ 旅の途中の寂しさ

カカオニブの苦味
→ 失恋や孤独

アーモンドとバターの香ばしさ
→ 旅で出会った人や時間

バニラアイスを添えて
→ 最後に残る、新しい恋の余韻

食べ進めるごとに主人公の歩みを感じる、そんな味だ。

ほい!
ジャンジャガジャーン!

映画『マイ・ブルーベリー・ナイツ』の余韻を膨らませてくれる、ブルーベリーパイの完成だ。

ノラ・ジョーンズを聴きながら、食べたくなりますね。

ー 「 食欲の秋 心満ちる SHORT FILM RESTAURANT 」 ー

そして、今月のBSSTO では、「食欲の秋 心満ちる SHORT FILM RESTAURANT」と題して、世界各国の「食」と、食卓の向こう側に広がる豊かな人間ドラマを描いたショートフィルム4作品が特集配信されています。その中からおすすめ作品をピックアップ。

ご縁 / Let’s Settle This!
〜炒飯の湯気の向こうで、奇跡の拳が炸裂〜
製作国:ニュージーランド
ジャンル:コメディ
上映時間:約13分
配信期間:2026/10/7~2027/1/7

【あらすじ】
オークランドの中華食堂。エルは保守的なウィンソンと出会ったことを後悔していた。気まずい初デートはやがて舌戦からカンフーへと発展し、店内を巻き込む大乱闘に。ぶつかり合う中で、不思議な相性と二人の過去にある関係が見えてくる。最後に勝ったのはエルだったが・・・。

【ひとくちメモ】
食欲の秋にピッタリなお腹がすく作品ではありませんが、恋の火花が徐々に大きくなっていくトキメキでお腹がいっぱいになりそうな作品ですよ。ぜひご覧下さい。

いかがでしたでしょうか。
今月も「映画とお菓子の方程式」をお読みくださりありがとうございます。

それでは11月のダイスケおじさんの「映画とお菓子の方程式」でお会いしましょう。

Writer:ダイスケおじさん(インスタグラマー)

はじめまして。インスタグラムでユーモアたっぷりに映画の紹介をしています。長い独身生活で育ってしまった料理の腕前を活かし、皆さんの映画ライフを少しでも幸せなものに出来たらと思いこのコラムを執筆する事にしました。
ホッコリと味わっていただけたら幸いです。
Instagram:@daisuke.ojs

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