【Cinematic Event】NY発「観て食べる」フードフィルム・フェスティバルが日本初上陸！
「The Food Film Festival Tokyo」2020とは？

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映画を通して現実の社会問題や文化の多様性を考える、そんな経験を読者の皆さんもお持ちではないでしょうか？

ニューヨークで13回の開催を数えるフードフィルムフェス「The Food Film Festival」（フードフィルム・フェスティバル・トーキョー2020、以下FFF）が、2020年4月17日（金）～19日（日）まで「The Food Film Festival Tokyo 2020」（以下、FFFT）として東京・天王洲のB&C HALLで国内初開催されます。

映画は重要なきっかけですが、観るだけでなく、五感で楽しみながら考えるユニークなイベント。新感覚の映画体験、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

The Food Film Festivalとは？

食にまつわるフィルムを鑑賞していると、スクリーンに映る食事が座席に運ばれてくる「FFFT」は、映像と食を同時に体験できるイベント。視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚の五感で楽しむ、ニューヨーク、ブルックリン発のフードフィルムフェスです。上映後は、フィルムに出演していたシェフや食のプロたちを交えたアフターパーティも開催されます。
マンハッタンの中心タイムズスクエアにあるAMCエンパイア25で開催されるFFFでは、毎年、コマーシャルからドキュメンタリーまで各日のテーマに沿ったフィルムが選ばれ、映像のプロと食のプロが、極上のフィルムと食事を提供すると共に、食にまつわる社会問題も取り上げ観客に考えるきっかけを作り出し、多くのファンに支持されているそうです。
N.Y以外では、これまでシカゴ、サウスカロライナ州チャールストン、コペンハーゲンでも開催されてきました。

東京開催のテーマは「EAST x WEST」

食のグローバル化が進み、世界中どこでも同じものを食べることができる現代。しかし、都市にはそれぞれの地域に根差した食文化があり、そこに住む生産者やシェフのこだわりや思いの詰まった「食」があります。「FFFT」では、2020年に姉妹都市として60周年を迎える東京とニューヨークそれぞれの文化を、映像と食を通して発信するとのこと。

FFF主催者でありハンバーガーエキスパートのジョージ・モッツ氏も来日し、最終日にはバーガーフェスが実施されます。日本からは、将来の食物資源に問題意識を持つ新進気鋭の若手料理人、森枝幹氏がフードディレクターに就任。世界的な課題となっている水産資源減少や牛肉に代わる食材など未来の「食」を日米の国境を越えて国際的に考えます。

環境問題や資源の未来にも注目

「FFFT」は、水産資源・陸上資源の未来と環境問題に深く関わるSDGsの達成に寄与していくことを目指しており、収益の一部が食の問題解決を考える非営利団体に寄付されるとのこと。また、映像と食を同時に体験することで水産資源における「持続可能な社会」について、観客に気づきを与える作品を全国から公募しています。

「観て食べる」という体験を通して、楽しみながら地球規模の課題を考えるきっかけを作る本イベント。映画と食が相互作用する、映画体験の新しい形を示しているかもしれません。