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社会現象を巻き起こすほどの大ヒットを記録した『カメラを止めるな!』をはじめ、インディーズ映画に注目が集まる時代。自主映画だとは侮れない、本当に面白いインディーズ作品を集めた映画祭「ニューシネマウィーク東京2020」が2020年2月15日(土)~21日(金)、新宿 K’s cinemaにて開催されます。ショートフィルムも多数上映。新しい才能に出会う場所に、皆さんも出かけてみてはいかがでしょうか。
2020年に新しく誕生する映画祭「ニューシネマウィーク東京2020」は中川駿監督(『カランコエの花』)や、今泉力哉監督(『愛がなんだ』、『アイネクライネナハトムジーク』)など日本映画界の最前線で活躍するクリエイターを数多く輩出している映画学校「ニューシネマワークショップ」が開催する映画祭です。
日本のインディーズ作品を40年以上見続けてきた「ニューシネマワークショップ」主宰の武藤起一氏が、本映画祭のディレクターとして最新インディーズの中から厳選。「ニューシネマワークショップ」出身監督の作品に限らず、日本中の“優れたインディーズ作品”のみを集め上映。、商業映画に引けを取らない映像センスとクオリティをもった作品が上映されます。
また、2020年の劇場公開が予定されている長編作品3本をお披露目上映する《プレミアナイト》や、今の時代の閉塞感を見事に切り取っていると話題となった『ミゾロギミツキを探して』(2019年公開)のアンコール上映も実施されます。さらに、ゲストを迎えてのトークショーなど、盛りだくさんのイベントとなっています。
「ニューシネマウィーク東京2020」のメイン部門であるニューシネマセレクション。最新の日本のインディーズ作品(50分未満の中短編)から10本が上映されます。会場では観客投票も行われ、もっとも高い支持を得た作品(監督)には「観客賞」が贈られます。
14分~41分と作品の尺だけでも幅広いですが、そのストーリーも多種多様。学生生活や家族など人と人との関係性を描いた作品が集まっています。SSFF & ASIAが開催に協力している、キテミル川越ショートフィルム大賞で2018年に奨励賞を受賞した『四重奏 / カルテット』(写真右下)も上映されます。そのほかにも国内の映画祭で受賞歴のある作品がラインナップされていますので、クオリティの高いショートフィルムに出会うことができるのではないでしょうか。
短編注目作品は、2019年「新人監督映画祭」長編作品部門で準グランプリを獲得した『サンキューフォーカミング』。監督を務めたのは、過去の短編が「あいち国際女性映画祭」短編部門で準グランプリ&観客賞を受賞するなど高い評価を受けてきた吉田真由香さん。監督の初長編作品となる本作は、女性にとって本当の幸せとは何なのかを問いかける衝撃の問題作となっています。
<吉田真由香監督コメント>
主人公(芽衣)が下した決断。正解なのかそうでないのか。この映画を撮った私にも分かりません。ただ、認めたくなかったであろう、ありのままの自分を受け入れ、自分に正直になって出した答えなら、きっと後悔はしないはずです。結婚するかしないか、仕事を辞めるか辞めないか、子どもを産むか産まないか等々・・・人間は節目節目で選択しなければなりません。そんな時、この作品の主人公の生き方が少し不格好かもしれませんが勇気を与えてくれる気がします。
『サンキューフォーカミング』
予告編映像
また、これまで「ぴあフィルムフェスティバル」審査員特別賞など多くの賞を受賞し、一線を画した才能に注目が集まる籔下雷太監督の長編デビュー作『BOY』も必見。単なるミステリーとは一味も二味も違う、新感覚エンターテインメントが味わえる作品となっています。「商業映画」ではなかなか描けない、新鋭監督のオリジナリティあふれる作品は一見の価値があります。
<籔下雷太監督コメント>
人と人が出会えば、そこに大なり小なり影響が生まれる。 『BOY』は、その面白さやスリリングさを描いた映画です。当初は、記憶を失った青年の人生を探りながら、彼が社会や家族から受けた影響を描くことで、今の日本社会をとりまく問題点を描いてみたいと作り始めた映画ですが、個性豊かな俳優陣との出会いにより、自分が考えていたよりも自由に広がりのある物語へと変化していきました。これもまた出会いの面白さだと思います。記憶喪失の青年と14人の関係者を巡る物語は、サスペンス、ミステリー、ラブ、ホラー、コメディ、全部盛りのエンターテインメントです。ジャンル分けできない青年の人生を楽しんで頂けたら嬉しいです。
『BOY』
予告編
数あるインディーズ作品の中から、16本の最新長編&短編映画を上映する本映画祭。これからの日本映画界をおもしろくする、才能あふれるクリエイターたちの記念すべき長編デビュー作や傑作短編が集まっています。
「ニューシネマウィーク東京2020」で若手監督入魂の作品をみて、映画界のニューフェイスに投票してみてはいかがでしょうか?
『ニューシネマウィーク東京2020』
【日程】2020年2月15日(土)~ 2月21日(金)
【会場】新宿K’s cinema(新宿区新宿3丁目35-13 3F)
【料金】各回:前売り1200円 / 当日1500円(税込)
★前売り件は「チケットぴあ」にて12/20(金)より発売!※2/14(金)正午まで【公式HP】https://www.ncws.co.jp/ncwt2020/
Writer:BSSTO編集部
「暮らしにシネマチックなひと時を」
シネマな時間は、あなたがあなたに戻る時間。
「ブリリア ショートショートシアター オンライン」は、毎日を忙しく生きる社会人の皆さんに、映画のあるライフスタイルをお届けします。
毎週金曜日にショートフィルムをオンライン配信。常時10本ほどを無料で鑑賞できます。
https://sst-online.jp/theater/