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小惑星を待ちながら荒野で遊ぶ二人の友人。理由もなく「もっと上」を目指し続ける衝動。空を見上げるその先に、何があるのか。
【監督からのメッセ―ジ】
この映画は、私自身の個人的な感覚からインスピレーションを得ています。
このデジタル時代において、私たちは情報にあふれており、私の世代は日々の過剰な刺激や衝動によって感覚が麻痺してしまう危機に瀕しているように感じます。私自身、そうした刺激に対してどんどん鈍感になっており、時には「物足りなさ」さえ感じるほどです。本物の感情を呼び起こすためには、毎回より多くのものが必要になっているのではないか、と私は気づき始めました。より激しく、より速く、より良く、より大きく。『Upper』は、この「もっと」を求める欲望を、無邪気でありながら、のちに魔法のような世界へと翻訳した作品です。最初に感じた「物足りなさ」という感覚から出発し、私は「捉えどころのない素晴らしい何かを待つこと」、そして「本物の感情の探求(感情に満ちたクライマックス)」についての物語を描きました。
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Lennert Madou
レナート・マドゥ(2000年生まれ)は、ベルギー・アントワープ出身の監督兼写真家です。2024年にブリュッセルの王立演劇・映画・音響研究所(RITCS)で映画監督の修士号を取得しました。写真家としては、主にハイエンドのファッション界や音楽業界で活動しています。前作の短編映画『High Jump』(2021年:RITCS美術学校の3年生時に制作)で、自身初となるフィクション作品を発表。この作品は多くの国際映画祭に選出されたほか、パームスプリングス・国際短編映画祭で審査員賞を受賞しました。最新短編映画の『UPPER』(2024年:RITCSの修士論文として制作)は、名声あるサンダンス映画祭でインターナショナル・プレミア(国際初上映)を果たしました。ベルギー国内では、ヘント国際映画祭でプレミア上映され、エンスール賞(Ensor)の最優秀短編映画賞を受賞。『UPPER』は現在も世界各地の映画祭を巡回中です。