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Aug. 02, 2021

【Cinematic Event】国際短編映画祭 ショートショート フィルムフェスティバル & アジア、2022年開催へ世界公募をスタート

米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」が、2021年8月1日(日)より24回目となる2022年度の開催に向けた作品募集をスタートしました。今年から短編アニメーション部門が米国アカデミー賞の公認になり、合わせて5部門の優秀賞がアカデミー賞の推薦枠となります。コロナ禍でも、意欲的に制作を続けている皆さん、作品を世界に発信する機会として、ぜひご応募ください。

SSFF & ASIAとは?

俳優の別所哲也がハリウッドのショートフィルムを日本に紹介する目的で、1999年に「アメリカンショートフィルムフェスティバル」としてスタート。その後、世界公募を行う国際短編映画祭となり、2004年からは米国アカデミー賞公認の映画祭として、映画祭グランプリ作品を翌年のオスカーノミネート候補として推薦しています。
2019年には「インターナショナル部門」「アジア インターナショナル部門」「ジャパン部門」からなるオフィシャルコンペティションに加え「ノンフィクション部門」の各優秀賞について推薦枠を拡大。そして2022年開催から新たに「短編アニメーション部門」への推薦枠が認められました。
合計5部門のアカデミー賞公認を受けた国際短編映画祭は国内では唯一の存在。また、世界でも、サンダンス映画祭、パームスプリングス国際短編映画祭、アスペン短編映画祭などごく限られた映画祭だけが5部門公認を受けています。

昨年に続きソニーが世界のクリエイターを支援

8月1日(日)から公募開始となるのは、これからの新しい映像文化や潮流を生み出すクリエイターの登竜門として、2020年よりソニーが支援を続ける「オフィシャルコンペティション supported by Sonyインターナショナル部門、アジア インターナショナル部門、ジャパン部門)」と、「ノンフィクション部門」、「アニメーション部門」 、「Cinematic Tokyo部門」、「スマートフォン 映画作品部門 supported by Sony’s Xperia™」、「U-25プロジェクト」、「BRANDED SHORTS」の各部門です。
2021年開催に続き、全上映作品の中から、「Make Impossible Possible」(不可能を可能にする)を表現した作品には、バイオジェン・ジャパンと共に、「バイオジェン・アワード」、 「Be HAPPY with HOPPY」を掲げるホッピーの思いを体現する作品に「HOPPY HAPPY AWARD」が授与されます。
また、「BRANDED SHORTS」の作品の中からは、広告業界や、映画業界、他業界の垣根を越えて集まる審査員により、「Branded Shorts of the Year」が選出されるほか、デジタル”と“人間らしさ”を融合し、ビジネスや社会におけるデジタルの未来を切り拓く作品に「Deloitte Digital Award」を、人材採用(HR)の目的を持ち、企業や団体の理念や特徴、メッセージを感じとることができる作品の中から「HR BRANDED SHORTS」、自治体や企業・団体による国内の優秀な観光映像に「観光映像大賞」が授与されます。

細田守監督よりフィルムメイカーへ応援コメントが到着!

撮影/神藤剛 スタイリング/伊賀大介 ヘアメイク/スズキミナコ

映画芸術科学アカデミー会員でもあり、『竜とそばかすの姫』が第 74 回カンヌ国際映画祭 オフィシャル・セレクション「カンヌ・プルミエール」部門選出作品としてワールドプレミア上映された細田守監督より、フィルムメイカーへ向けた応援コメントが寄せられています。

僕が中学3年で初めてアニメーション作品を作った頃は、8ミリカメラをレンタルしたり、現像したり、上映会をするにはプロジェクターもレンタルが必要だったりと、お金も時間もかかりました。学生時代には、どうすれば自分の作りたいものが作れるのかな、と自問自答しながら制作をしていました。
現代ではインターネットや、制作ツールの普及といった、色々な意味でずっと、制作も発表もしやすい環境があるとおもいます。アカデミー会員となってからは実写・アニメーション問わず、たくさんの長編・短編映画に触れる機会が増えましたが、日本からの作品はまだ少ないな、と感じています。
どんどん作品を作って、映画祭に出品してみることは大切だと思います。何よりチャンスにつながるし、他の人がどんな作品を作っているのかを知ることも自分の作品の世界を広げるからです。
作品は作り手の人間性を味わうことのできるものだと思います。映画祭が、まだ知られざる魅力的なクリエイターたちの発掘の場となり、自分のやりたいことを実現するきっかけとなる事を願っています。

映画監督/細田守(MAMORU HOSODA)
1967年、富山県出身。1991年に東映動画(現・東映アニメーション)へ入社し、アニメーターを経て演出(監督)になる。1999年に『劇場版デジモンアドベンチャー』で映画監督としてデビューを果たす。その後、フリーとなり、『時をかける少女』(06)、『サマーウォーズ』(09) を監督し、国内外で注目を集める。11年、自身のアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」を設立し、『おおかみこどもの雨と雪』(12) 、『バケモノの子』(15)でともに監督・脚本・原作を手がけた。最新作『未来のミライ』(監督・脚本・原作)は第71回カンヌ国際映画祭・監督週間に選出され、第91回アメリカアカデミー賞の長編アニメ映画賞や第76回ゴールデングローブ賞のアニメーション映画賞にノミネートされ、第46回アニー賞では最優秀インディペンデント・アニメーション映画賞を受賞した。第74回カンヌ国際映画祭でオフィシャル・セレクション内に新設された「カンヌ・プルミエール部門」に選出、ワールドプレミア上映が行われた最新作『竜とそばかすの姫』(21)が日本国内で上映中。

SSFF & ASIA 2022 募集要項

募集部門:オフィシャルコンペティションsupported by Sony、ノンフィクション部門、アニメーション部門、Cinematic Tokyo部門、スマートフォン映画作品部門 supported by Sony’s Xperia™、U-25プロジェクト、Branded Shorts
■募集期間:2021年8月1日(日)00:00より開始 ※応募締切は各部門によって異なります。
■応募方法・応募に関する詳細:SSFF & ASIA 2022 作品募集ページを参照ください
https://www.shortshorts.org/ja/creators/
■発表方法: オフィシャルコンペティションsupported by Sony、ノンフィクション部門、アニメーション部門入選候補作品(ショートリスト)は各応募月の翌々月末にウェブサイトで発表。入選候補作品の中から、最終入選作品が選ばれます。全部門の最終入選作品(映画祭で上映される作品)2022年4月末までにウェブサイトで発表いたします。

Writer:BSSTO編集部

「水曜夜は、わたし時間」
シネマな時間は、あなたがあなたに戻る時間。
「ブリリア ショートショートシアター オンライン」は、毎日を忙しく生きる社会人の皆さんに、映画のあるライフスタイルをお届けします。
毎週水曜日にショートフィルムをオンライン配信。常時10本ほどを無料で鑑賞できます。
https://sst-online.jp/theater/

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