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Mar. 24, 2026

【ダイスケおじさんの『映画とお菓子の方程式』】「世界の女性監督特集」に合わせて、セリーヌ・ソン監督の長編デビュー作品
『パスト ライブス/再開』をお菓子とマリアージュ

映画によってもたらされる幸福感。

それは他に類を見ない特別な心の高揚だ。

そしてお菓子もまた、他に類を見ない特別な幸福をもたらしてくれる存在ではないだろうか。

『映画』と『お菓子』
そんな愛すべき2つを掛け合わせる事によって心に鳴り響く幸福の汽笛。

このコラムは、特定の映画に似合うお菓子を開発または発見し、それを味わいながら作品に触れる事で、登場人物や作品を、より理解したり、より幸福感を感じられるような『幸せの方程式』を見つけていこうというコラムだ。

今月のコラム「映画とお菓子の方程式」のテーマは、現在ブリリア ショートショートシアター オンラインにて配信されている、3月8日、女性の権利向上とジェンダー平等を目指す国際女性デーおよび、国際女性史月間に合わせた”世界の女性監督特集”に合わせて、

海外移住のため離れ離れになった幼なじみの2人が、24年の時を経てニューヨークで再会する7日間を描いた、セリーヌ・ソン監督の長編デビュー作品『パスト ライブス/再開』。こちらの作品をお菓子とマリアージュ。

肩を竦めて歩く寒い朝に別れを告げ、花たちが目覚めはじめる3月。窓から差し込む温かな朝日を見つめ、「よし今日も頑張ろう」と思いながら二度寝をする。そんなゆったりとした私のように、ゆったりとお読みいただけたら幸いです。

ー パスト ライブス/再会 ー

2022 (C) Twenty Years Rights LLC. All Rights Reserved

・あらすじ

韓国・ソウルに暮らす12歳の少女ノラと少年ヘソンは、互いに恋心を抱いていたが、ノラの海外移住により離れ離れになってしまう。12年後、24歳になり、ニューヨークとソウルでそれぞれの人生を歩んでいた2人は、オンラインで再会を果たすが、互いを思い合っていながらも再びすれ違ってしまう。そして12年後の36歳、ノラは作家のアーサーと結婚していた。ヘソンはそのことを知りながらも、ノラに会うためにニューヨークを訪れ、2人はやっとめぐり合うのだが・・・。

ー 見どころ ー

2022 (C) Twenty Years Rights LLC. All Rights Reserved

――自分の人生に、“もしも”という並行世界があるとしたらーー

2人が

「もしも、一緒に成長していたら?」

「もしも、あのとき離れなかったら?」

この映画では、恋が始まる瞬間ではなく

“始まらなかった恋”の美しさが描かれている。

12歳で離れ離れになり、24年後ニューヨークで再会を果たしたふたりが共に過ごすちょっとだけビフォアサンライズっぽい数日間。

ずっと心から消せなかった“もしも”に心を揺さぶられながら子供の心と大人の心がせめぎ合う。

一般的には、互いに結ばれることで愛は完成するとされている。

しかしときに、手放すことで完成する愛もあるのかもしれない。

ふたりの運命はいかに。

ぜひ観てみてくださいね。

ー お菓子とマリアージュ ー

それでは今月はこの素敵な映画をお菓子にしてみましょう。

今回も”映画の余韻に包まれながら食べたい”というコンセプトだ。

今回はアールグレイのシフォンケーキを選んだ。実はこの作品を観ようと決めたのは友人の感想を読んだからだった。

友人はこう書き綴っていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「この作品は

ビターチョコでもないし

ショートケーキやモンブランでもない

アールグレイのシフォンケーキのようなほんのり香って、シュワっとなる食感

お皿に乗ってるクリームで甘さを加減する

そんな作品でした。」と。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

実際に観終えてみるとなんと上手い例えだろうかと胸にジワリときた。

想像ではあるが友人が思い浮かべたであろうシフォンケーキを作っていこう。

”ほんのり香ってシュワっとなる”

アールグレイは茶葉をそのまま使用せずパックをお湯で溶かしてほんのり香らせる。そして卵白を多めに使用したメレンゲでシュワっとくちどけの良いふわっふわのシフォンケーキにしてみよう。

スタメン(材料)はこんな感じです。

今回は深刻な花粉症でお悩みの自分対策として小麦粉の代わりに米粉を使用しました。

はい!

ジャンジャガジャーン!

映画『パストライブス』の余韻を膨らませてくれるアールグレイ・シフォンケーキの完成だ。

お皿にのせたクリームで甘さを調整しながら余韻をお召し上がりください。

「世界の女性監督特集」

そして、今月のBSSTO では3月8日、女性の権利向上とジェンダー平等を目指す国際女性デーおよび、国際女性史月間に向けて、世界の女性監督の視点による4作品が配信されています。

その中からおすすめ作品をピックアップ。

タトゥーウィッチと呼ばれて/ They Call Me The Tattoo Witch
〜隠したい傷あと。コンプレックスが誇りに変わるときー〜
製作国:アメリカ
ジャンル:ドキュメンタリー
上映時間:約14分
配信期間:2026/3/18~2026/6/18

【あらすじ】
ベトナム、ハノイで活動するトラン・ゴックは、傷痕にタトゥーを彫ることを専門とする数少ないタトゥー・アーティスト。タトゥーに対する偏見が根強いこの国で、乳がんの手術痕や自傷の痕を持つ女性たちは、ゴックのタトゥーによって再び自分の体に自信を取り戻していく。人間の深い思いやりと回復の力強さを描いた感動作。

タトゥって日本でも温泉に入れなかったりまだあまり良い印象を持たれていないイメージなのですが、この作品に出てくるタトゥはきっと世界中の誰もが素敵だと思える優しさで描かれたタトゥでした。1日の疲れを癒すように就寝前のひと時にご覧になられてはいかがでしょうか。

いかがでしたでしょうか。

今月も「映画とお菓子の方程式」をお読みくださりありがとうございます。

最近は少し足を伸ばして隣町の海へシーグラスを探したり桜貝を拾いに行ったりしています。小学校の頃、帰り道でよく綺麗な石を探したりネジとか部品を拾って帰っていたのを思い出しました笑。広い空と海、鳥の声、整いますね。

それではまた4月のダイスケおじさんの「映画とお菓子の方程式」でお会いしましょう。

Writer:ダイスケおじさん(インスタグラマー)

はじめまして。インスタグラムでユーモアたっぷりに映画の紹介をしています。長い独身生活で育ってしまった料理の腕前を活かし、皆さんの映画ライフを少しでも幸せなものに出来たらと思いこのコラムを執筆する事にしました。
ホッコリと味わっていただけたら幸いです。
Instagram:@daisuke.ojs

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