ブリリア ショートショートシアター オンライン(以下、BSSTO)は8月、「さよなら、子供だったあの夏」と題し、複雑な心模様を描くドラマ作品4点を特集配信いたします。
◾️配信ラインナップ:
・深夜の街をただ駆け抜けた夜『燃夜』(中国)
・ダウン症の姉が踊る姿を見つめたとき『私のお姉ちゃん』(カナダ)
・父親の身体に刻まれた病の跡に目を背けた海辺『淡い太陽』(フランス)
・恋人の旅立ちを見送る、あの夏『雨上がりのパレード』(ベトナム)
引き返せない大人の入り口に立っていた瞬間に揺れ動く心模様を、生々しくも美しく描いた4つのドラマ作品をお届けします。
SSFF & ASIA 2025にて審査員を務めた岩井俊二監督が「若者の刹那的な何かが、火というテーマと交差し、一つの夜の表現方法として印象に残った」と評し、映画祭ライブアクション部門アジアカテゴリーの優秀賞を受賞した『燃夜』をはじめ、クレルモン・フェラン国際短編映画祭やセザール・アワードにノミネートした『淡い太陽』など、世界各国の映画祭で評価された作品たちがそろいました。
熱帯夜が続く8月、移り行く季節の気配を感じながら、誰もが胸の奥に秘める「あの夏の記憶」に静かに浸ってみてはいかがでしょうか。
燃夜 / The Burning Night
監督:Demon Wong
製作国:香港
ジャンル:ドラマ
製作年:2024
上映時間:約20分
配信期間:2026/8/5~2026/11/5
【あらすじ】
2008年、広州。少年たちは深夜の街を駆け抜け、外の世界へのフラストレーションを発散させる。彼らが起こした騒動は不意に、オリンピックを歓迎する鮮やかな花火と、国を挙げた祝賀の興奮にかき消されていく。
【岩井俊二監督のコメント】
SSFF & ASIA 2025のライブアクション部門、アジアインターナショナルのカテゴリーで優秀賞を獲った作品。その年の審査員、岩井俊二監督は、「『燃夜』は 全体的に非常に良くできていたと感じました。台詞が少なく、説明的でなかったのも良く、ドキュメンタリーのようでもあったと思います。若者の刹那的な何かが、英題の「Burning Night」 にもある火というテーマと交差し、一つの夜の表現方法として印象に残りました。無軌道な青春期と反日デモを火で描く象徴的な作品であると思います。」と評価しています。
お姉ちゃんと私 / That’s My Sister
監督:Zoé Pelchat
製作国:カナダ
ジャンル:コメディ
製作年:2025
上映時間:約14分
配信期間:2026/8/12~2026/11/12
【あらすじ】
ダウン症のティーン、カミーユはセミプロのダンスカンパニーで踊ることを夢見ている。オーディション当日、彼女に付き添った妹のアガットは、社会に残る偏見を目の当たりにする。愛と怒りは、それぞれのリズムで踊り出す。
淡い太陽 / PALE SUN
監督:Adrian Moyse Dullin & Jawahine Zentar
製作国:フランス
ジャンル:ドラマ
製作年:2025
上映時間:約15分
配信期間:2026/8/19~2026/11/19
【あらすじ】
夏の浜辺。12歳のアベルは、がんの手術痕が残る父の身体を気恥ずかしく感じていた。
雨上がりのパレード / Last Rain On My Parade
監督:Huu Thanh Tran
製作国:ベトナム
ジャンル:ドラマ
製作年:2024
上映時間:約24分
配信期間:2026/8/26~2026/11/26
【あらすじ】
シャンプー店に勤めるおとなしい女性と、彼女がひそかに付き合う、年下の恋人で配車アプリドライバーのトゥアンを描く物語。トゥアンは日本に行くことになっている。二人は雨の日にだけ会う関係だが、雨季が終わりベトナムの国中がサッカーに熱狂する頃、彼女はトゥアンに最後のお祝いをするため歓喜に沸く街へ連れて行ってほしいと頼む。