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Aug. 21, 2026

【ワイン with ショートフィルムの時間】ワインwithショートフィルムの時間~vol.20

土地や気候、育て、醸造する人の気持ち。
その味わいの中に感じられる個性的な表情は、ショートフィルムの世界と似ています。
作り手はどんなことを考えていたのか、その年はどんな年だったのか—。
このコラムでは、そんなことを思い浮かべながら、ワインとショートフィルムのペアリングを、ワイン専門店エノテカの広報、佐野昭子さんに紹介いただきます。
ショートフィルムのストーリーと、ワインの香りや味わいが織りなすひと時をお楽しみください。

今月のピックアップ・ショートフィルム:当たり前だけど、大切なことを思い起こさせてくれる作品『淡い太陽』

8月のBSSTOでは、「さよなら、子供だったあの夏」と題し、夏の季節に楽しみたい4つのドラマ作品が配信されています。
秀逸な作品ばかりですが、そのなかでも、子どもの頃にふと感じた親と一緒にいることの気恥ずかしさや照れ、気まずさなど、自分のなかに眠っていたさまざまな感情を呼び起こしてくれた作品が、『淡い太陽』(フランス・2025年)です。主人公は12歳の少年アベル。がんで入院していた父親を母親と一緒に病院に迎えに行くシーンから本作品は始まります。母親と一緒に病院に行くかどうかを悩みながらも、車を降りて病室に行くと、そこにいたのは以前の姿とは変わり果てた、髪の毛がすっかり抜け落ち、ガリガリにやせ細った父親でした。アベルと母親と一緒に車に乗り込んだ父は、そのまま海に泳ぎに行きたいと言い出し、アベルと父は太陽が照りつける夏の海辺で過ごすことになります。父がビーチでやせ細った体をさらすことに、恥ずかしさを感じるアベル。とまどいや羞恥心、嫌悪、不安、安心感といったアベルのさまざまな感情が短い作品のなかにギュッと凝縮されており、彼の心のひだを繊細に映し出した、しみじみとした余韻を持つすばらしい作品でした。大人になったとき、もしかしたら無性に懐かしく思うかもしれない海辺でのひととき。アベルにとって忘れられない夏になったのではと思うのと同時に、今年の夏だって誰にとっても一生に一度きり。そんな当たり前だけど、大切なことを思い起こさせてくれる作品でした。

『淡い太陽』にペアリングしたいワインは・・・

ワイン名:ムートン・カデ・ルージュ・オーガニック・バイ・ピエール
生産者名:バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド

フランスの青い海と砂浜、そして人間ドラマには、新世代のボルドーワイン「ムートン・カデ・ルージュ・オーガニック・バイ・ピエール」で決まり!

『淡い太陽』の舞台は、フランスのどこかの浜辺。明るい太陽と美しい砂浜、青い海というシンプルな光景が、人間ドラマを際立たせる舞台装置となっています。この映画とともに楽しみたいワインと言えば、新世代のボルドーワイン「ムートン・カデ・ルージュ・オーガニック・バイ・ピエール」、これ一択でしょう!
ボルドーワインと言えば世界的に有名で、ラベルにはシャトー(お城)の絵が描いてあって、なんだか威厳があって重厚で…そんなイメージを持つ方も多いかもしれません。ですが、このワインはそんなイメージを一掃するキュートなラベルと軽やかな味わいで、若い世代も気軽に楽しめる“今を感じる、まったく新しいボルドーワイン”となっています。しかも斬新なのが、その飲み方提案。世界的にトレンドになっている、冷やして美味しい“チルド・レッド”を前提としたスタイルに仕上げられています。氷をたっぷり入れたクーラーにこのボトルを差し、よく冷えた軽やかでみずみずしい“チルド・レッド”を本作とともに味わえば、まるでフランスの浜辺でアベルと父親の姿を眺めているような、そんな夏のひとときが楽しめるかもしれません。

ボルドーで、人と環境を尊重したワインをすべての人へ届けたいという思いから誕生

「ムートン・カデ・ルージュ・オーガニック・バイ・ピエール」を手がけた
ピエール・オーグレン・ド・ロスチャイルド氏

メドック格付け第1級シャトーを所有するバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドが、本拠地ボルドーで手がけるカジュアルワイン、ムートン・カデ。ムートン・カデ・フレッシュ・オーガニック コレクションは、名門オーナーファミリーの若き新世代3名による、人と環境を尊重したワインをすべての人へ届けたいという思いから誕生しました。
「ムートン・カデ・ルージュ・オーガニック・バイ・ピエール」は、現CEOフィリップ・セレイス・ド・ロスチャイルド氏の甥、ピエール・オーグレン・ド・ロスチャイルド氏が携わったフレッシュなテイストの赤ワイン。8~10℃に冷やして楽しむことを想定して造られています。ラズベリーやストロベリーなどのフレッシュな赤系果実のチャーミングな香り。味わいはフルーティーな果実感が主体で、なめらかなタンニンや酸味を備えたボルドーとは思えない軽やかで明るい印象です。ワインを飲み慣れていない方や、暑い日にもおすすめできる新感覚ボルドーワイン、ぜひこの夏に楽しんでみてはいかがでしょうか。

Writer:エノテカ広報・佐野

全国にワインショップを展開するワイン専門店「エノテカ」で広報を担当。映画とワインが大好物。映画やドラマにワインが出てくると、思わずチェックしてしまいます。ワインだけでもおいしく楽しめますし、映画単体でももちろん楽しいですが、2つをつなげてみるとより世界も広がって見えてきます。夜のリラックスタイムは、ぜひワインと映画のマリアージュを楽しんでみてください。

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