現在、国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア in 福岡」が開催中の九州の玄関・福岡県。
博多ラーメン、もつ鍋、明太子など、美味しいものの宝庫で個性的なショップも点在するこの街で、シネマチックなスポットを巡りました。
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福岡の原宿こと天神駅から歩くこと10分。喧騒からやや離れたところで見えてくるのが、市内唯一のミニシアター「KBCシネマ」です。
2スクリーンのコンパクトな映画館でありながら、世界中から個性豊かなアート作品を厳選して上映しているので、CG盛りだくさんの大作とはまた違った映画の魅力に触れることができます。
過去にKBCシネマで大ヒットした『ニュー・シネマ・パラダイス』(1998年)と『リトル・ダンサー』(2000年)をデザインモチーフにしたオリジナルグッズも、足しげく通ってくれる映画ファンに人気のアイテム。身に着けていたら映画話で盛り上がりそうです。
■KBCシネマ
住所:〒810‐0071 福岡市中央区那の津1-3-21
TEL:092-751-4268
URL:kbc-cinema.com
重厚な外観が目を惹く「中洲大洋映画劇場」は、戦後間もない1946年の開館以来、博多っ子に愛され続けている老舗劇場です。
どこかヨーロピアンな雰囲気を漂わせる館内には、マリリン・モンロー、オードリー・ヘップバーン、ジェームズ・ディーンといった、往年の大スターたちのポートレートが飾られ、映画ファンには堪らない空間が広がっています。
1階奥には、館内のクラシックな雰囲気を活かした「キネマカフェ」もオープンしているので、珈琲を飲みながら映画を観た後の会話をぜひ楽しんでください。
■中洲大洋映画劇場
住所:〒810-0801 福岡市博多区中洲4-6-18
TEL:092-291-4058
URL:www.nakasu-taiyo.co.jp
福岡といえば川沿いに並ぶ色とりどりの屋台。
毎晩まるでお祭りのようなこの情景が見られるのも、福岡ならではの日常です。
中でもおススメなのが、伝説の名店と謳われた中洲の屋台時代から、店舗として生まれ変わった「須崎屋台かじしか」。
お寿司屋さんの様に食材が並ぶガラスショーケースは、素材の美しさと新鮮さを伝えてくれるので、女性からの支持が厚い理由も頷けます。
この店の名物といえば、何といっても小大将のおやっさん(大将は娘さん)!お店に入るやその場のお客さんに紹介してくれる粋な計らいで、あっという間に知らない人同士の会話にも花が咲くアットホームなお店です。
■須崎屋台かじしか
住所:〒812-0023 福岡県福岡市博多区奈良屋町5-14
営業時間:18:00-24:00
店休日:毎週日曜日
TEL:092-710-6739
福岡市内を代表する書店「ブックスキューブリック」。その箱崎店の2階にある「カフェ・キューブリック」は、食事やコーヒーを楽しめるだけでなく、隣接するギャラリーで作家さんのトークショーや音楽ライブなど、様々なイベントが催される文化発信の場でもあります。
実は店名の由来が2001年に1号店をオープンすることから、『2001年宇宙の旅』を連想し、スタンリー・キューブリック監督から拝借したという、映画とも縁のあるこの本屋さん。
無農薬・減農薬の食材にこだわって作られるカフェメニューを楽しみながら、「ブリリア ショートショートシアター オンライン」でショートフィルムを観るという素敵なカフェタイムを過ごすには理想的な場所かもしれません。
■カフェ・キューブリック
住所:〒812-0053 福岡市東区箱崎1丁目5-14ベルニード箱崎2F
営業時間:11:00-18:00(LO17:30)
店休日:カフェおよびギャラリーともに毎週月曜日(祝日の場合営業)
TEL:092-645-0630
URL:bookskubrick.jp/cafe-gallery
いかがでしたか?
いつもの東京を離れ、福岡をシネマチックな視点で取り上げた今回。
適度に都会でアットホームなこの街は、まるで東京のイーストサイド、下町風情すら漂う心地よさで、ついつい長居してしまいたくなる魅力ある場所でした。
ショートショート フィルムフェスティバル & アジア in 福岡も開催中の今、ぜひあなたも福岡でシネマチックな場所を探してみてはいかがですか?