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COLUMN
Feb. 15, 2019

【Brillia SPECIAL FEATURE】寒い冬の定番料理と言えば、鍋。今年はご当地鍋におうちで挑戦!

東京建物Brillia が発行している会報誌『Brillia』の中から、暮らしを楽しく豊かにする情報をピックアップしてご紹介。今回は「鍋を囲む」をテーマに、寒い冬を楽しむあったか料理レシピをご紹介します。

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立春を過ぎても一年で一番寒いこの季節。身も心も温めるなら、鍋料理がおすすめです。蓋を開け、ほわっと立ち込める白い湯気に包まれたなら、身近にいる家族や、大切な仲間と一つの鍋をつつき合うひとときが、いつも以上に距離を縮めてくれるのではないでしょうか。鍋がもたらすコミュニケーション力。人が集い、団欒することが美味しさにつながります。

力士の強靭なからだを作る健康食 ちゃんこ鍋

ちゃんこ鍋の歴史

諸説ありますが、“ちゃんこ”とは、力士が食べる食事のことを指すと言われています。明治時代に始まったとされ、肉や魚、野菜がたっぷり摂れるので栄養バランスがよく、力士の体作りにはうってつけの食事です。昔は牛や豚といった四足歩行の肉を使うと「手をつく」「負ける」ということから縁起を担ぐために避けられていましたが、今では決まりごともなく、毎日食べても飽きないよう相撲部屋によって味付けも具材もさまざま。ちゃんこの語源は、親方を「父親=ちゃん」、弟子を「子=こ」とし、両者が一緒に食べることから「ちゃんこ」と名付けられたそうです。

おうちでつくれる本格レシピ

◆材料(2人分)
ゴボウ・・・1本 大根・・・1/4本 ニンジン・・・1/2本 絹ごし豆腐・・・半丁 玉ネギ・・・1/2個
白菜・・・300g 白たき・・・100g わかめ・・・100g カボチャ餅・・・4切れ(作り方は下記参照)
厚揚げ・・・1枚 鱈の切り身(1cm幅)・・・6切れ 春雨・・・一株 ニラ・・・2/3束 牛肉(切り落とし)・・・160g
スープの材料{スープ(鶏ガラスープの素:かつおだし=5:1)・・・1L 塩・・・10g 薄口しょうゆ・・・少々 コショウ・・・少々}

◆下準備
・ゴボウは包丁の背で皮を軽くこそぎ、ささがきにする。
・鱈に塩を振り、水分を出して締めておく。
・ダイコン、ニンジンは下茹でしておくとスープが浸透しやすい。
・豆腐・厚揚げは一口大にカットする。
・白たきは入念に水洗いし、沸騰した湯にくぐらせ、ざるにあける。石灰水を落としておくと一緒に煮る肉が固くならない。
・玉ネギをくし切りにする。芯の部分を残しておくとクタクタに煮込んだときに甘さが感じられて一層おいしくなる。

◆つくり方
①スープの材料をすべて鍋に入れて火にかけ、沸いてきたらゴボウを入れてスープに味を移す。
②ダイコン、ニンジン、豆腐、玉ネギ、白菜の芯(固い部分)、白たき、わかめ、カボチャ餅、厚揚げを入れてひと煮立ちさせる。
③鱈を入れ、白菜の芯、春菊、ニラなど葉物を入れる。
④ひと煮立ちさせ、具材に火が通ったら牛肉を入れ、再沸騰させてできあがり。
■カボチャ餅のつくり方
火を通して柔らかくしたカボチャとジャガイモを潰し、炊いたご飯をつなぎに入れて混ぜ、丸く形成する。

レシピに協力していただいたお店

 

桜一(さくらい)
店主の竹澤一郎さんのご実家は、北海道で70年以上続く有名ちゃんこ店。代々受け継がれた味に日々試行錯誤を重ね、ここでしか味わえない料理を作る。叔父様は元横綱の北の富士関。
℡03-3142-7100
東京都世田谷区三軒茶屋2-10-23 レイクヒルズ1F
営業日:火~木・日17:30~23:00(L.O.22:30)
金・土17:30~0:00(L.O.23:30)
定休日:月曜

秋田県の食材をふんだんに使った寒い地方ならではの郷土料理 きりたんぽ鍋

きりたんぽ鍋の歴史

槍の刃のカバーの形に似ていることから「たんぽ」と名付けられた、きりたんぽ。これを切って鍋に入れるのが、「きりたんぽ鍋」です。きりたんぽの由来は、江戸時代に秋田・花輪地方を見回る南部藩主をもてなすため、木こりや漁師たちが弁当のわっぱ飯をこねて棒で焼いたところ、おいしいと大絶賛。料理名を聞かれてとっさに「たんぽ」と答えたのが始まりとされています。また、マタギ(狩人)が食べ残した握り飯を、獲物の鳥や獣の鍋に入れて食べたという説もあります。

 

おうちでつくれる本格レシピ

◆材料(2人分)
きりたんぽ(市販でも可)・・・2本(つくり方は下記参照) ゴボウ・・・1/4本 白たき・・・1/2袋
比内地鶏(もしくは鶏モモ肉)・・・1枚 舞茸・・・1パック セリ・・・1束 長ネギ・・・1/2本
スープの材料{<A>比内地鶏(市販のもの)・・・300ml 水・・・900ml}{顆粒だし・・・30g みりん・・・100ml 薄口しょうゆ・・・50ml 酒・・・50ml}

◆下準備
・きりたんぽは一口大にカットする。
・舞茸は根元を切り、小房に分ける。
・ゴボウは包丁の背で皮を軽くこそぎ、ささがきにする。
・セリは半分にカットする。
・白たきはよく水洗いし、ざるにあける。
・比内地鶏は一口大にカットする。
・長ネギは2cm幅の斜め切りにする。

◆つくり方
①スープを作る。<A>に顆粒だし、みりん、薄口しょうゆ、酒の順に入れる。沸いたらゴボウと白たきを入れて、ひと煮立ちさせる。
②きりたんぽ、比内地鶏、舞茸、セリ、長ネギなどをいれる。好みの柔らかさになるまで火が通れば出来上がり。
■きりたんぽのつくり方
炊いたご飯に小麦粉、塩(各少々)を混ぜ、ミキサーやすり鉢で6割ほどつぶし、木の棒(割りばしの場合、割らずに使用)形成する。魚焼きのグリルや網で焼き目がつくように焼く。

レシピに協力していただいたお店

 

銀座佐藤養助 養心蔵
1860年創業、稲庭うどん発祥の店。コシが強く、喉ごしのよいうどんは、すべての工程を手作りで行っている。銀座「養心蔵」では秋田の食材を使った逸品料理と、料理に合う地酒がたっぷり堪能できる。
℡03-3538-6099
東京都中央区銀座2-6-9 GINZA269ビル9F
営業日:平日11:30~14:30(L.O.14:00)17:00~22:30(L.O.22:00)
土日・祝日11:30~14:30(L.O.14:00)17:00~22:00(L.O.21:30)
定休日:年末年始・お盆

ゴマダレやポン酢で食べる水炊きは簡単だけれど、いつも同じで飽きてしまう。
脱・鍋マンネリ!ということで、今回は、普段家庭ではなかなか作ることのできない、ちゃんこ鍋ときりたんぽ鍋をご紹介しました。自分好みにカスタマイズしながら、寒い冬を乗り切りましょう!

Writer:住まいと暮らしのトータルブランド、Brillia(ブリリア)。

「洗練」-シンプルで上質、確かさを備えた都市の洗練。
「安心」-健やかで快適、安全の上に成り立つ、住んでからの安心。
私たちはこの2つのコンセプトを機軸にあらゆる英知と経験をBrilliaというブランドに結実させるべく住まいと暮らしについて、さまざまな視点から、さまざまな専門家とともに研究、議論、検証を繰り返してきました。
その核にあるのは、住まう方の暮らし、そして未来を輝かせたい、という思いです。
オフィシャルサイト: brillia.com

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