こんにちは、DIZです。まだまだ暑い日が続いていますが、9月になりましたね!
今月ご紹介する作品もどれもクオリティが高く、短い時間で心を動かし、深く余韻を残す 素敵な作品ばかりです。特に前向きな気持ちになりたい方にオススメの3作品をピックアップ。アカデミー賞受賞作品もありますので、ぜひ楽しんでください。
『リッチーとの一日 / Curfew』
(アメリカ / 約20分)
【あらすじ】
自殺を図ろうと浴槽に血まみれのリッチーに、長年疎遠になっていた妹から、娘を一時預かって欲しいと電話がかかってくる。
配信期間:2020/9/2~10/31
予告編
こちらの作品は第85回(2013年)アカデミー賞で短編実写映画賞に輝いた作品です。
人生に絶望し自殺を図る主人公のもとに、長年疎遠になっていた妹から今夜だけ娘を預かって欲しいと電話が一本。絶望の淵に立っていた男が少女と一緒に過ごすうちに生きる希望を持ち始めていく…。
終盤にかけて涙が止まらなくなりました。ラストシーンまで完璧です。自分のために生きるのではなく、大切な人のために生きたいと思えた時、第2の人生が始まるのかもしれません。落ち込んでいる友達や家族にプレゼントしたくなる作品です。
※少し流血シーンがあるので苦手な方はご注意ください。
『ビックシティ / Big City』
(オーストラリア / 約9分)
【あらすじ】
メルボルンに越してきた孤独なタクシー運転手が、酔っ払いの男性客をひろった。男の親しみある態度に運転手も思わず警戒をほどき、2人は互いの「夜」がもつ煩わしさや煌きを知っていく。
視聴期間:2020/9/23~12/22
大都市に越してきたばかりの孤独なタクシー運転手が、偶然乗せた酔っ払いのお客と夜を駆け抜けていく中で芽生える友情のその先にあるものとは…。
あなたは過程と結果、どちらを大切にしますか?
結果にこだわって生きている方も多いと思いますが、結果に至るまでの過程も楽しめたら人生の幸せ度がグッと高まる、と教えてくれた作品です。大切なことを教えてくれたのは、いつでも過程の方だったと気づきました。
明日から結果はどうでも良くなるくらい、過程を楽しんで生きていけたらいいですね。
『ハーモニー / Harmonies』
(フランス / 約20分)
【あらすじ】
声を失ったオペラ歌手ローラが出会ったのは、聾唖のコメディアンだった。手話で自分を表現するロレンツォの姿が、やがてローラに変化をもたらす。
配信期間:2020/9/30~12/29
こちらはとてもロマンチックで素敵なフランスのラブストーリー。声を失って天職だったオペラ歌手を続けられなくなった主人公が耳の聞こえないコメディ アンに出会い、手話でコミュニケーションをとるうちに彼に惹かれていく…。
耐えがたい絶望に襲われても、すべては素晴らしいことに繋がっていると思わせてくれる 作品です。可能性は無限に広がっていて、いつでもあなたを待っている。少しずつ光の方へ向かっていく主人公が辿り着くラストシーンは息を呑むほど美しい。
今月は落ち込んだ時、絶望した時に前向きな気持ちにしてくれる作品をご紹介しました。 短い時間でも、心をそっと優しくあたたかく癒してくれる作品ばかり。秋の夜長をさらに素敵に過ごすために、ショートフィルムを取り入れてみてはいかがでしょうか?
言葉ではなかなか言いづらくても、落ち込んでいる友達に素敵なショートフィルムをシェ アして励ますのも素敵だと思います。
9月もショートフィルムがあなたと大切な人の日々を彩ってくれますように。
Writer:DIZ(ディズ)
映画の素晴らしさを広めるため、日々SNSで活動中。
映画と映画ファンをつなぐイベント“コスプレイヤーワン”、“アバウトタイム
ウィズ”など多数主催。
https://twitter.com/dizfilms