2021年6月に開催されたショートショート フィルムフェスティバル & アジアでは、映画祭のSNSナビゲーターがオンラインで集まって、SNSの活用方法についてトークイベントを開催しました。映画の魅力をどう視聴者に伝えていくのか、いわゆる「インフルエンサー」としてご活躍する3人が、「それ言っちゃってもいいの?」というくらいの裏話とノウハウを公開。本記事では、このイベントの模様の一部を書き起こして収録しました。
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別所みなさんこんばんは、別所哲也です。 米国アカデミー賞公認アジア最大級の国際短編映画祭 ショートショート フィルムフェスティバル & アジアの代表を務めています。今回は、ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2021のオフィシャルSNSナビゲーターのみなさんと「SNSで伝える映画の魅力」と題しまして、オンライントークをお届けしていきます。
日頃どうやってSNSで情報を発信しているのか、それから今日ご覧になっているみなさんが使えるちょっとしたノウハウを伺っていきます。
まずは、お一人ずつ自己紹介をお願いします。
しんのすけしんのすけと申します。主にTikTokで映画の感想の発信をやっています。TikTokって女の子が踊ってるアプリと思われがちですが、僕みたいな映画の感想をつらつらしゃべっている人も実はいます。普段は映像を作ったり、専門学校の講師をしたりと、いろいろ普段映画や映像に携わることをやりながら映画インフルエンサーとして最近活動を始めました。
DIZ主にTwitterで映画の情報を発信しているDIZと申します。また映画ファンのあらゆる夢を叶えるために集まった「uni」という映画チームでディレクターを務めています。個人では映画の記事を書いたりイベントを主催したりと、幅広く映画の素晴らしさを伝えるために活動しています。
ゆっこ「ゆっこロードショー」というYouTubeチャンネルで、主に旧作映画を中心に紹介しています。まだチャンネル登録者数5万人ということで、しんのすけさんやDIZさんにはインフルエンサーとして及びませんが、これからもっと多くの方に映画の魅力を発信していきたいと思っています。
別所5万だってすごいことですよ。3名の皆さんには私たちの映画祭のオフィシャルSNSナビゲーターとしてショートフィルムの力を発信いただいています。そして今回特別ゲストとしてTwitter Japanのモリケンさんことも森田 謙太郎さんにもご参加いただいています。モリケンさんには昨年から映画祭にご協力いただいて、去年の9月にクリエイターさん向けのTwitter活用講座をYouTube Liveで配信しました。
森田私はTwitterの日本法人で、企業がTwitter活用する方法をご紹介するセミナーを開催しています。映画に非常に高い興味を持っていて、以前にウォルトディズニーという会社で働いていたので、そこでもコンテンツがSNSを通じてどんな風に広がり、どんな方が目にしていくのかということにすごく興味を持っていました。ぜひ今日は色々教えていただきたいです。
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別所それでは本題に入っていきましょう。まずはSNSの発信方法についてです。それぞれ違ったSNSのプラットフォームをお使いになっていますが、みなさんのフォロワーさんはどんな方達ですか?
しんのすけ僕はTikTokで主にやっていて、TikTokの特性上、そもそも自分で検索するシステムではなく、勝手に動画が流れてくるシステムなんですよね。なので、映画好きの人がいるのはもちろんですが、映画の情報を自分で取りに行かずに勝手に流れてくるように僕をフォローしている人も多分います。映画好きじゃなくて、月に1回もしくは年に1回でも、おもしろい映画の情報を流れてきたらいいなぐらいの層もいると思っています。
別所そういった方々と交流はできるんですか?
しんのすけダイレクトメッセージで質問が来ることもあります。これから好きな人と映画観に行くんですけど、いま映画館でやってる映画で何がおすすめですかみたいな。映画好きだとそういう質問ってしませんよね。イベントとして映画に行きたいっていう人だからこそ、そういう質問が来るんだろうなとよく思います。
DIZ私はTwitterでやっています。私のフォロワーさんは感覚ですが、だいたい中学生から大学生くらいの方が多いという印象があります。もちろん映画好きの方も見てくださっていますし、これから映画を好きになろうという方も多いのかなと感じています。
別所Twitterの特性上、フォロワーとの交流はありますか?それとも発信することをメインにされていますか?
DIZTwitterでは発信の方がメインになっています。たまにダイレクトメッセージで嬉しいメッセージを頂いたときには返信をして、交流を楽しませていただいています。
ゆっこ私が発信している場所はYouTubeで、年齢で言うと18歳ぐらいから60代ぐらいの方までほぼ均等にいらっしゃいます。その中でも一番のボリューム層は50代くらいの方で、結構年齢層が高めなチャンネルなっていますね。理由としては旧作映画を中心に紹介していることもあると思いますが、幅広い世代の方に見ていただいています。
別所モリケンさん、ターゲットを決めてからフォロワーさんを集めるのか、あるいは、自分が好きなものを突き詰めていったら、年代や地域や性別を超えていくのか。どんなパターンがあるのでしょうか?
森田逆にみなさんにお聞きしますが、まず自分の好きなことを伝えたいっていう気持ちが最初にあって、今のフォロワーさんの年齢層などはあくまで結果なんですと、ただ、フォロワーの世代や属性がわかってきた段階でだんだんそこに寄せていく形なのか。それともそんなの関係なく自分の道で、好きなものを発信していくという形なのか。どちらなのか気になります。
しんのすけ僕は劇場公開中の映画をメインに発信しています。TikTokのユーザーは若い人が多いので、若い人向けの新作映画ですが、フォロワーに対してというよりも「映画館に行って欲しい」という意味合いがメインでやってるので、自分の気持ちがやっぱり優先ですね。
ゆっこ私がYouTubeチャンネルで映画紹介を始めた理由は、私が学生のころに旧作の名作映画を見つけるのにすごく苦労したからなんです。レンタルショップに一生懸命通って、外れの映画だったり、たまに名作拾えたり。それはそれですごく楽しめていたんですけど。YouTubeで旧作の名作をまとめて紹介すると、若い方にも映画をもっと観てもらえるかなと思って始めました。私の意図していた状況とは違って結構大人の方に観ていただいていますが、それも嬉しいことです。
別所僕も横浜でブリリア ショートショート シアターという映画館(2017年に閉館)を10年間運営していて、そのときに嬉しかったのが、誰も来ないと思っていた朝の時間帯に近所のシニアの方が来てくれたり、昼過ぎはお子さんを送り出した後のお母さんが映画館に来てくれたりしたこと。最初はショートフィルムがどんな人に届くのかわからず自分中心に考えながら届けていたのが、発信していく中でいろいろな方とつながって、そういう繋がりがあるから届ける映画の内容も考えていこう、ということが映画館でも起こりました。
DIZさんはどうですか。発信内容は視聴者の皆さんにどう寄り添っていますか。
DIZ私はとにかく自分に正直でいたいので、本当に好きだと思った作品のことだけ発信しています。
別所その好き嫌いの境界線はどんなところにありますか。
DIZ物語として微妙だった作品も、ここが良かったとか見つけるように工夫をします。またTwitterは見たいと思ってない人にも情報が届いてしまう場所なので、嫌な気持ちにならないような発信というのは心がけています。
別所そこは大事ですよね。僕もラジオのナビゲーターでゲストをお迎えしますが、その人が積極的に話したいと思っていることをどんどん掘り下げることが大切だと思います。何かを暴こうとしたり、こちらの都合で聞こうとしたりするとどこかでギスギスドタバタしてしまう。やっぱり大事なことは届けている相手のこと想うことなのかもしれません。
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森田もうひとつお伺いしたいのが、みなさんはフォロワーがいきなり増えたタイミングってありましたか?ある場合は、なんでいきなり増えたのでしょうか。
しんのすけ僕の場合は、とあるめちゃくちゃ面白くない映画を観て、それでなんで面白くないと思ったかをTikTokで投稿できる1分で説明するという動画を出したことがきっかけです。それが半炎上みたいな感じになって、なぜ「半」炎上かというと、半分は「お前に何がわかるんだ」ってコメント、でももう半分は、「周りはみんな面白いって言ったけど面白くないっていう人がいて安心しました」っていうコメントだったんです。SNSにはアンチが怖いとか、みんなと迎合しないと辛いという空気が蔓延していると思うので、批判ではなくて丁寧な説明をしただけですけど、言いづらいことを顔出しで思いっきり言ったのがバズってフォロワーが大幅に増えました。キーポイントですね。
別所やっぱり本音で喋る、本当に感じていることを伝えるのがまず根っこにないと難しいのかもしれませんね。
ゆっこ私は一番反響の大きい動画が、「嗚咽するほど泣ける映画特集」でした。たくさん観た泣ける映画の中でも特に私が一番泣けた映画を特集した動画がYouTubeで50万回弱再生されて、それをきっかけに他の動画も観てもらって、ぐっとチャンネル登録者が増えたと個人的には思っています。
DIZ私は『ラ・ラ・ランド』について毎日のようにつぶやいていたら、『ラ・ラ・ランド』が好きな人が集まってくれて、そこからフォロワー数が上がっていった気がしています。
別所一点突破ですね。『ラ・ラ・ランド』好きな人は多い、僕も大好きです。
こうして聞いていると、みなさんフォロワーを増やすことを目的にしたのではなくて、自分の中にある感情にまず向き合ったことがフォロワーの増加につながったんですね。
森田そこでフルスイングをされたときにいろいろな方の共感が得られて、それで登録者やフォロワーが増えたっていうストーリーなんでしょうね。ワクワクします。
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別所では次は、フォロワーを増やすために戦略的にやったことについて、失敗も成功も含めてぜひ教えてください。
しんのすけなぜか最近はちょっとショッキングというか、例えば伏線がある映画や残酷な映画や漫画、ドラマがやたら好まれる傾向があると思っています。今のSNSは残酷な展開に対してすごく敏感に反応します。僕は2021年一発目に観た大好きな映画が『スワロウ』という異食症の、ビー玉とかを食べ物以外のものを食べてしまう女性を描いた映画でした。最初は全然有名ではなくて、ミニシアターで規模も小さくやっていましたが、めちゃくちゃ面白いし内容がショッキングで、そのショッキングさを推すとなぜかバズる。そんな傾向が去年一昨年ぐらいからずっとあるので、バズらせようと思ったらよくやる気がします。
DIZ私もしんのすけさんと同じような感覚があって、「衝撃」「トラウマ」「胸糞」とかいうワードを入れると結構反応は大きくて、みなさんそういう作品が好きなんですかね。
別所そのワードを入れるとやっぱりみんなの中で何かがザワザワするんだ。そこをきっかけとして、その先の映画の内容に興味を持ってもらえるということですかね。
DIZ一言目に入れるように工夫してますね。
ゆっこ:私も結構そうですね、「胸糞」というワードは結構響きますし、伸びます。でも一番増える傾向にある動画は「どんでん返し」というワードです。そのタイトルが付くとYouTube上では視聴回数がグッと上がるので、定期的にそういう動画を出しています。
森田ハッピーなストーリーはあまり跳ねないんですか?
ゆっこ私が紹介するとなると、ハッピーというよりは落ち込んだ人を元気づけるような映画というか、物語の結末はハッピーじゃないけどなんだか元気出るよねという感じの映画は比較的人気があります。
別所映画というジャンルだと、あまり癒しや学びを求めていなくて、衝撃や非日常を求めているんじゃないでしょうか。
森田とにかく揺さぶられたい願望が先に来ると。
しんのすけ「衝撃的な展開」と言われたら、観たらきっとびっくりするんだろうな、なんか興奮するんだろうなって自分がどうなるかが想像しやすいじゃないですか。逆に感動と言われたらちょっといい気分になるんだろうなと。「残酷」や「胸糞」というワードはその想像が明確に得られるから引っ張られるんだろうなと思います。
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別所視聴者から、作品をネタバレしないような工夫はありますかと質問が来ています。ここまでいっていいのかなとか。「ネタバレです」って先に断ることもありますよね。みなさんが映画を伝える中で気にかけていることがあれば教えてください。
ゆっこ私は基本的にすべてネタバレなしで映画紹介をしています。でもネタバレを全くしないと観たいと思ってもらえないんですよ。だから自分なりに「ここから先の物語のあなたの感想どうですか」と視聴者に投げかけて、その映画を観なければ私の質問に対しての答えをコメントに書けないので、そうすることで観てもらえるようにしています。ギリギリ芯をつかない程度のネタバレです。
別所僕もラジオ番組でゲストが映画関係者だとその映画の作品の話をすることがありますが、(ネタバレになってしまうことが)喉元まで来ているけど言えない(笑)出演者や監督に聞きたい欲求を抑えるのが大変です。
DIZ私は自分が受け取った感情だけ言うようにしています。物語の起きたことではなくて自分が思ったことを言う、それならネタバレではないかなと。例えば胸糞悪い作品を観たら、「これは一週間立ち直れないぐらい辛い」って言うんですよ。
森田どれだけ胸糞悪かったかというのをより詳細に、生々しく伝えるというやり方なんですね。面白いですね。
別所しんのすけさん。TikTokはまた少し作法が違うんじゃないですか。
しんのすけそうですね、基本的に短く5秒から10秒くらいで物語を表すスタイルにしています。一番基準にするのは映画の予告編ですね。予告で「これ言い過ぎやろ」みたいなのあるじゃないですかたまに(笑)予告でどこまで言っているかを基準に、このカット見せちゃだめだろというところは調整していくというやり方ですね。
別所それも一つの指標ですよね。予告編は配給会社がみんなに見せているものだけど、それが言い過ぎということもあると。
森田エンタメの会社に以前いましたが、動員を稼ぐために、予告編の一番冒頭のマーケティングメッセージはやはり工夫が必要です。あとはディズニー映画は海外の映画なので、お客さんの層がアメリカと日本で違うこともあります。そのためにポスターをデザインし直したり、邦題の付け方を工夫したりすることもあって、そのあたりを思い出しました(笑)でも公式の予告編に「それ言いすぎやろ」というのはすごく面白かったですね。踏み込みすぎているということですよね。
しんのすけたまに試写で観たもので、予告編データの使用許可をいただいて載せることもあるんですが、僕がこのカットは見せちゃダメだって勝手に削ることもあります。すごく無礼な話ですが、予告の順番を入れ替えてオリジナル予告にしてTikTokに載せるということもよくやっていて、それも込みで楽しく伝える一つの方法かなと思っています。
森田予告編を作る専門の会社もあるので、予告編制作にも実はいろいろノウハウがありますが、きっとそれ以上の仕上がりで表現されているんじゃないですか。
しんのすけいやいやいやいや(笑)「公式が伝えたいこと」が予告編で、僕が個人的に「ここが推しだな」というのを僕バージョンで作るという形です。
別所視聴者の方からの質問で、「サムネイルは大事ですか?」と来ています。今の予告編の話もそうですが、ポスター、キービジュアルなど、映画をどう伝えるか。僕らもショートフィルムを伝えるときに監督から送られてくる写真を大事にまず使った方がいいのかなとか、宣伝という見地からいったらこっちなんじゃないかとか、そういうせめぎ合いがあります。皆さんは映画を伝える際、サムネイルやビジュアルはどう意識されていますか。
ゆっこYouTubeはサムネイルが全てなので、毎日悩みながら作っています。動画の内容なんて見るまでわからないんですよ。なので、どれだけクリックして再生してもらえるかを考えると、内容よりもサムネイルが一番大事というぐらい。
別所やっぱりそうなんですね。しんのすけさん、TikTokもそうですか?
しんのすけTikTokはさっき言ったように、勝手に流れて勝手に再生されるので、ファーストビジュアルはもちろん大事ですがYouTubeほどではないです。YouTubeはサムネイルから全てが始まるので(TikTokとは)全然感覚が違うと思います。
別所DIZさんはTwitterで情報発信をしている中で、映画のキービジュアルやポスター、サムネイルについてどう思われますか。
DIZTwitterって画像を1枚投稿すると、出てくる形が違ったりしますよね。最近はかなり大きく表示されるようにもなりましたし、例えば(ひとつの投稿に)画像を3枚つけると自分が思っていない形でサムネイルにされてしまうこともあるので、難しいなと思っています。
別所それぞれのSNSの特性がサムネイルやビジュアルひとつとってもありそうですね。今の話を聞くとYouTubeはサムネイルが命だったり。僕らの映画祭のオンライン会場もそこに貼り付けてある写真1枚に「おっ」って思っていただくことがすごく大きい気がします。
モリケンさん、Twitterとしては動画やビジュアルの表現にはどういう作法やテクニックがあるんでしょうか。
森田Twitterに限らずこのマーケティング界隈で言うと、お見せしようとしている動画がなるべくスキップされないようにどれだけ工夫できるかがテーマに上がります。そのためには映像の冒頭でいかにキャッチーに見せていくか。マーケティングメッセージの中の動画では、テレビCMとは逆で、商品の良さは最初の段階で伝え切っちゃうことが大事です、というお話をよくします。
今は縦型の動画ができて、タイムライン上に大きく出るのでかなりダイナミックな表現ができるようにもなりました。TikTokは元々縦型の動画ですが、実際しんのすけさんの投稿を見てみるとカット割も含めてかなりキャッチーにぽぽぽんと入っている感じがして、これはスキップせずに見てみようかなと引き込まれる感じがあって、そこの工夫だと思いますね。
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別所最後にハッシュタグへのこだわりについてお聞きしたいのですが、いかがですか。
しんのすけTikTokはハッシュタグがとても重要で、#映画とか、TikTokで映画の感想喋る人が実はあまりいないので、このハッシュタグで一強を狙うぜという感じ。自分のオリジナルハッシュタグは作りつつ、他のハッシュタグをどうくっつけていくかということは、他のSNSでも一緒だと思います。
DIZ私はハッシュタグはあまり使いません。Twitterは140文字しか書けないので、ハッシュタグがツイートに入ってしまうと書きたいことがその分書けなくなるという気持ちが大きいです。
別所確かに文字制限がありますからね。ハッシュタグよりもご自身の発信したいことに使うと。
ゆっこ私はYouTubeということもあってハッシュタグにはそこまでこだわりはありませんが、検索に引っかかりやすいようにタイトルや概要欄のワード選びにはこだわっています。
別所ハッシュタグは色々な方が使っていますが、モリケンさんいかがですか。
森田Twitterでハッシュタグをあまり使わないのは結構いいやり方だと思います。ツイートを見てもらって、いいねやリツイートなど反応してもらうことの方が大切です。ハッシュタグが書かれているとそちらに押されてしまって、本来欲しい反応が得にくくなることもあります。企業でTwitterをご活用いただくときにも、ハッシュタグはよっぽど強い意味や理由がある場合以外では付けない方がいいですよとお話ししています。
別所毎朝ラジオの時には 「#おはようモーニング」のあとにいっぱいハッシュタグつけちゃうから。教えをちゃんと生かしていきます(笑)
別所最後にみなさんから一言ずつ、SNSの未来像や発信していきたいことについてお伺いします、
しんのすけ最初にお話ししたように、TikTokは映画好きじゃない人にもたくさん届いていくサービスだと思っています。1年に1本しか観ない人はたくさんいるってよく言いますよね。それを1年に2本、3本にしていく、その最初の一歩を増やしていけたらと思います。
DIZ今日はYouTube、TikTok、Twitterという3人が集まったので、みんなで協力して大きいことを成し遂げてみたいです。
別所違うプラットフォーム同士の横の連携ですね。ぜひこの3人でやってください。
ゆっこYouTubeの映画紹介ってやっぱり検索に引っかかるか、サムネイルで気に入った方にしか動画を見てもらえないので、新しい映画好きを獲得するにはちょっと難しいのかなと最近思い始めています。なので、私は今日のお二方のように、TwitterやTikTokのように若い方がいるプラットフォームでも今後活動をしていきたいなと考えています。特にDIZさんの映画紹介を何本見たのかというぐらい尊敬している方なので、DIZさんを目標にまずTwitterを強化していきたいと思っています。
森田日々真剣に自分の想いを発信されている御三方だからこそ、出てくるコメントが本当に素晴らしくて、色々なインフルエンサーの方の発信にもっと触れていきたい気持ちがすごく高まりました。映画をもっと観ていきたいとも思いましたし、自分で発信をもっとやりたいなという気持ちになりました。今配信をご覧になっている方も、YouTubeやTikTokを始めようかなと思った方もいるかもしれませんが、私もそういうところにハマりそうです。またぜひ色々教えていただけたら嬉しいです。
別所
全員が情報発信者になっているわけですからね。そこで繋がりながら自分もいろんな気づきがある。御三方が活躍されているそれぞれのSNSの特性も垣間見ることができて嬉しいです。
本日は、ありがとうございました。映画祭でまた会いましょう。
「SNSで伝える映画の魅力」アーカイブ映像はこちら!動画では、映画のおすすめ投稿の具体例も紹介しています!
ショートショート フィルムフェスティバル & アジア
米国俳優協会(SAG)の会員でもある俳優 別所哲也が、米国で出会った「ショートフィルム」を、新しい映像ジャンルとして日本に紹介したいとの想いから1999年にアメリカン・ショート・ショートフィルムフェスティバルとしてスタート。
2018年に映画祭が20周年を迎えたことを記念し、グランプリ作品はジョージ・ルーカス監督の名を冠した「ジョージ・ルーカス アワード」となりました。 2019年の映画祭より、オフィシャルコンペティション(インターナショナル部門、アジアインターナショナル部門、ジャパン部門)およびノンフィクション部門の各優秀賞4作品が、2022年からはアニメーション部門の優秀賞を含む5作品が、翌年のアカデミー賞短編部門へのノミネート候補とされる権利を獲得しました。
【公式ウェブサイト】 https://www.shortshorts.org
Writer:BSSTO編集部
「水曜夜は、わたし時間」
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