初めましての方も、お久しぶりの方も、こんにちは!
都内を中心に全国各地で上映会を開催している、「旅する映画館 café de cinéma」主宰のちゃっぴーです。
以前こちら(ブリリア ショートショートシアター オンライン)で、「上映会の作り方」(https://sst-online.jp/magazine/category/jouei/)というコラムを書かせていただいていました。
今年(2024年)からは、「映画で旅する」と題して、行ったことはないけれど(笑)、映画を観て、通じて、その国、その土地、その場所に行った気分を味わっちゃおう、というコラムを書かせていただくことになりました。
途中途中に、過去の「上映会の作り方」よろしく、上映会についてもいろいろ書いていけたらと思いますが、まずは主題についてちゃんと書けるか、不安でいっぱいですが、是非とも気長にお付き合いください。
(C)2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All rights reserved. Wilson Webb / Annapurna Pictures
さて、そうこうして始まる本コラム、1回目の映画はこちらをチョイスしました。旅先は南極!
『バーナデット ママは行方不明』
https://longride.jp/bernadette/
2019年製作のアメリカ映画、日本公開は2023年9月。原作はマリア・センプルのベストセラー小説「バーナデットをさがせ!」。『6才のボクが、大人になるまで。』のリチャード・リンクレイター監督がケイト・ブランシェットを主演に迎え実写映画化した作品です。
ストーリーは・・・
シアトルに暮らす主婦のバーナデット。夫のエルジーは一流IT企業に勤め、娘のビーとは親友のような関係で、幸せな毎日を送っているように見えた。
だが、バーナデットは極度の人間嫌いで、隣人やママ友たちとうまく付き合えない。かつて天才建築家としてもてはやされたが、夢を諦めた過去があった。
日に日に息苦しさが募る中、ある事件をきっかけに、この退屈な世界に生きることに限界を感じたバーナデットは、忽然と姿を消す。彼女が向かった先、それは南極だった──!
その他の詳細は公式サイトなどでチェックしてみてください!!
(C)2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All rights reserved. Wilson Webb / Annapurna Pictures
上述のストーリーにあるように、バーナデットはある時(それは、「ちょっとお手洗いに…」といって行方をくらます!)、南極を目指します!
南極…。
え?そんなに普通にいけるところなの?
そして、行ったら何するの?どうするの?寒いでしょ?
実は、南極へはフライトで行く旅行やクルーズ旅行、日帰り?!旅行などがいくつもあるみたいです!!
なんとなくのイメージだと、南極へ行くには砕氷船に乗って上陸し、吹雪に閉ざされた数ヶ月間を過ごす越冬隊(まさに『南極物語』のイメージ)の姿が頭をよぎるのですが、現在は南極大陸(ベースキャンプや観測基地)への立ち寄り/滞在、さらには南極点に降り立つツアーなどもあるようです〜。
映画の冒頭でも、バーナデットが氷山の浮かぶ海をシーカヤックで1人漂う(晴れた日でとても美しい)シーンがあります。そして、別のシーカヤック(南極の研究員?)とすれ違い言葉を交わすシーンも。
「あなたは誰?」
「偶然ね、私も自分に聞いていたところ」
と言ったやりとりがあります。
このシーンは、元々CGでグリーンバックの中で撮影される予定だったものを、ケイト・ブランシェットたっての希望で、ロケでの撮影となったよう。ただ、ロケ地は南極ではなくグリーンランドだったようですが、それでも美しい。
こんな体験ができるなら、南極旅行に出かけてみてもいいんじゃないか!とおもったりしちゃいます。
南極も夏(1月)には日中は氷点下を上回ることもあるよう。特に旅行で訪れるエリアは、まだ端の端。なんたって日本の面積の36倍以上の1万3660平米もあるですから!!そんな南極の内陸部では過去最低気温マイナス80度なんてことも観測されたようですが、季節によっては、思ったより暖かく過ごせるようです!
南極旅行には、ビザも必要ないみたいですが、それでも環境省に届出が必要とか、南極旅行ならではの決まりごとも多いようですので、興味のある方は是非、ちゃんと調べてみてくださいね。
(C)2019 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All rights reserved. Wilson Webb / Annapurna Pictures
本作の基本的な舞台となるアメリカ・シアトル。
エルジーの勤務先がマイクロソフト!ということで本社のあるシアトルが舞台となり、そして劇中にはそのシアトルでも有名な建築物でありスポット、シアトル中央図書館が出てきます。
レム・コールハースが手がけたその外観と、内部はまるで公園のように映り、シアトルに行く機会があったら、ココも訪れてみたい場所だと密かに心に決めました!
なんともなく、本作の場合はいわゆる「旅」「旅行」ではないですが、この映画を観て、内容もすごく良かったのですが、何より南極に行ってみたい、南極って行けるんだ!と思ったことが、本コラムの出発点。
これからも、スクリーンを通して、行ったことのない場所を旅してみたいと思います
それにしても、映画の撮影とはいえ、グリーンランドとはいえ、氷山の浮かぶ海でシーカヤックをのんびり、なんてやってみたいものです!
「⽇常の延⻑線上にある映画(館)」をテーマに、映画を楽しみ語らうサロン的な雰囲気と場所を⽬指す。
主に10名程度の⼩規模で気軽な上映会に加え、映画だけでなく、映画に合わせたゴハンも楽しむ企画から刺繍ワークショップ、ミュージシャン、焚き火とのコラボなど+αの“体験”を加えた上映会、100人超の野外上映など年間で100回以上の上映会を各地開催中
<イベント告知 >
1月の上映情報
・1月14日(日)17:00開場18:00上映開始
御殿山キネマレストラン第4回『男はつらいよ 浪花の恋の寅次郎』
@御殿山あいにく(品川区・御殿山)
https://www.facebook.com/events/905994554414313/
・1月17日(水)19:30開場20:00上映開始
ヱビスキネマ vol.153 / café de cinéma with ブリリア ショートショートシアター オンライン
@ビストロダルブル恵比寿店(渋谷区・恵比寿)
https://www.facebook.com/events/2620715254770931/
・1月20日(土)15:00開場16:00上映開始
『シューマンズ バー ブック』上映
@BAR一滴水(埼玉県・北浦和)
https://www.facebook.com/events/1076649663358585/
・1月23日(火)19:30開場20:00開始
サロン de シネマ vol.47 予告編で盛り上がろう!
@yurucafe(豊島区・雑司ヶ谷)&オンライン
・「スクリーンで見よう!マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル2024」
毎年開催されるオンライン発の映画祭から、短編作品のリアル上映をcafé de cinémaの各上映会場で開催
https://www.facebook.com/share/JFF1Cw3tcV8qEojb/?mibextid=WC7FNe
1月21日(日) オコゼシネマ @ 目黒/不動前
1月22日(月) 映画言いたい放題 @ 新宿/新宿三丁目
1月25日(木) ゆるいえいがかん @ 豊島区/雑司ヶ谷
1月29日(月) ナワシロシネマ @ 世田谷区/下北沢
1月31日(水) ヱビスキネマ @ 渋谷区/恵比寿
2月14日(水) ヱビスキネマ @ 渋谷区/恵比寿
2月15日(木) ゆるいえいがかん @ 豊島区/雑司ヶ谷
2月19日(月) 映画言いたい放題 @ 新宿/新宿三丁目
『バーナデット ママは行方不明』WHERE'D YOU GO, BERNADETTE
監督:リチャード・リンクレイター
108分 / 製作:2019年(米) / 配給:ロングライド
あらすじ・ストーリー バーナデットは、IT企業に勤める夫のエルジー、娘のビーと暮らしていた。幸せに見える彼女は、極度の人間嫌いで人付き合いがうまくいかず、建築家の道を諦めた過去があった。日々、息苦しさを募らせる彼女は、ある事件をきっかけに家庭を捨て南極へ向かう。
https://longride.jp/bernadette/