【ダイスケおじさんの『映画とお菓子の方程式』】「シュールなアニメーション特集」に合わせ、ファニーでチャーミングな名作
『ベルヴィル・ランデブー』をお菓子とマリアージュ

ー ベルヴィル・ランデブー ー

(C)Les Armateurs / Production Champion Vivi Film / France 3 Cinema / RGP France / Sylvian Chomet

・あらすじ
内気で孤独な孫のシャンピオンが、自転車に興味を持っていることを知ったおばあちゃん。シャンピオンは自転車選手になるため、おばあちゃんと二人三脚で特訓に励み、ついに世界最高峰の自転車レース「ツール・ド・フランス」に出場するまでに成長する。ところがレースの途中に事件が起こり、シャンピオンが何者かに誘拐されてしまう。おばあちゃんは誘拐された孫を助けるため、愛犬ブルーノとともに冒険に出る。

ー お菓子とマリアージュ ー

それでは今月はこの素敵な映画をお菓子にしてみましょう。

今回も”映画の余韻に包まれながら食べたい”というコンセプトなのだが、、、

この作品の余韻に含まれるのはおそらく「カエル」や「オタマジャクシ」が強めなのではないだろうか。笑

なので今回はいつもと逆をいくスタイル！作中に登場したカエルのスープ、カエルの串焼き、乾燥オタマジャクシといったトラウマシーンを忘れさせてくれる、食べすぎ注意、忘却ガトーショコラを作っていくよ。

ベルヴィル・ランデブーと同じ故郷を持つフランス生まれのガトーショコラは簡単で美味しくてクリスマスケーキにもピッタリなのではとも思いましてね。

決して先月のチョコレートドーナツの材料が余っているからガトーショコラにしたのではないという事をここではっきりとキメ顔で伝えておきたい。

ガトーショコラは使うチョコレートの味がダイレクトに関わるので自分の好きなチョコレートを使って作るのがいいと思うよ。特にない場合は富澤商店の製菓用チョコたちを使うとまず間違いない味に仕上がります。

僕は大好きなグリコの神戸ショコラを使いました。

ー ｢シュールなアニメーション特集」 ー

そして、今月のBSSTO では、年末の非日常感で現実がゆるむ12月、少しおかしな夢を届ける「シュールなアニメーション特集」が12月3日（水）より配信されています。

その中からおすすめ作品をピックアップ。

フィッシュ・リヴァー詩集/ Fish River Anthlogy
〜今日が終わるその前に——魚たちの人生賛歌〜
製作国：フィンランド
ジャンル：アニメーション
上映時間：約9分
配信期間：2025/12/24~2026/3/24

【あらすじ】
閉店時間が近づくスーパーで、最後の客たちが鮮魚コーナーで順番を待っている。長い待ち時間は、人生の意味を考えたり、歌を口ずさんだりするきっかけを与えてくれる。

こ、これは、ま、まるで、
およげたいやきくん・ザ・ミュージカル！
は、はたまた、
鮮魚売り場で繰り広げられるレ・ミゼラブル！
感動する！とか、また観たい！とかポピュラーな感情とは縁のない作品だけど別の次元すぎて面白い。これはまさにシュールでした。

『バケツの中のギター』もA24とかで実写化したら面白そうな世界観だったし、この他にも今月はシュールな作品がたくさんです。ぜひご覧ください。

いかがでしたでしょうか。
今月も「映画とお菓子の方程式」をお読みくださりありがとうございます。

2025年の最後にダイスケおじさんが密かに箱買いならぬダース買いをしているお菓子を紹介しておこう。これは新潟味のれん本舗のポタージュおかき。ポタージュの優しい甘さがふんわりと柔らかく口どけますよ。注意点としてはエンドレスに食べれてしまうところですかね。気がつけば100エーカーの森にお住まいのクマさんのようなリッチボディに仕上がってますよ。

それでは皆さんも体調に気をつけて元気で
また来年お会いしましょう！