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Nov. 23, 2021

【Creator's File】File9: 山下敦弘 / Nobuhiro Yamashita
映画「昨日より赤く明日より青く-CINEMA FIGHTERS project-」監督を紹介

国際短編映画祭ショートショートフィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)と連携して、国内外のショートフィルムを紹介しているBrillia SHORTSHORTS THEATER ONLINE。本連載では、一人ずつショートフィルム作家をご紹介しています。
今月は特別編として、2021年11月26日に劇場公開されるオムニバス映画「昨日より赤く明日より青く-CINEMA FIGHTERS project-」の監督をご紹介します。ふたり目はGENERATIONSのリーダー白濱亜嵐氏が主演する「言えない二人」の山下敦弘監督にお話を伺いました。

※CINEMA FIGHTERS projectとは
作詞家 小竹正人の詞の世界観を脚本、映像(ショートフィルム)化。 新進気鋭の監督や著名な監督をむかえ、主演キャストにLDHメンバーが参加。EXILE HIROがエグゼクティブプロデューサー、SSFF & ASIA代表の別所哲也が企画・プロデュースでショートフィルムを製作する。LDH × SSFF & ASIAがタッグを組み今回で4段目となるプロジェクト。

山下敦弘監督

「言えない二人」
<監督>
山下敦弘
<出演>
白濱亜嵐、門脇麦、坂井真紀
<主題歌>
“そんなことキミに言えない” DEEP SQUAD
<ストーリー>
大学生のあゆむ(白濱亜嵐)は友人の慶介からのお願いに困っていた。慶介の彼女・柊子(門脇麦)にあゆむの口から慶介が別れたがっていると伝えてほしいという。慶介に内緒で、柊子が彼の誕生日プレゼントを買いに行くのに一日中付き合うあゆむだが、慶介に一途な様子の柊子を見て話を切り出せずにいる。だが、柊子は慶介の気持ちが他の女の子に移っているのに気づいていた。気丈にふるまう柊子に、あゆむは己の気持ちを隠したままでいたが、終電の時間は刻一刻と迫っていく。

「そんなことキミに言えない」ミュージックトレーラー

① はじめて映画を作ったのは何歳の時でしょうか?処女作の内容を教えてください。

映画と言っていいのか微妙ですが、高校生の時に友達を集めて作った『ロボコップ』のパロディが最初です。たぶん17歳くらいだったと思います。その勢いで『ゾンビ』や『ビー・バップ・ハイスクール』の真似事もやっていました。若気の至りです。

② 長編にはないショートフィルムの魅力はどんな点にあるとお考えですか?

長編だといろいろと作り込まなきゃ、とか全体を見渡さなくてはいけないというプレッシャーが常にあるのですが、ショートフィルムだとそういったプレッシャーから解放され、なんというか“一筆書きで描ける”というような感覚になれます。自分自身がよりシンプルに素直になれるような気がします。

③ 「CINEMA FIGHTERS project」のコンセプトである、詞×音楽×映像の掛け合わせについて、こだわった点を教えてください。

今回は楽曲をテーマに作りましたが、個人的には“曲”よりも“詞”を意識して制作しました。素直な気持ちが言えない、伝えてしまうと関係性が変わってしまうんじゃないか?という、人間の持つ臆病な部分は観客のみなさんにも共感してもらえると思いながら物語を考えました。

「言えない二人」より、白濱亜嵐・門脇麦

④ コロナ禍で制作活動にはどんな影響がありますか?また、コロナ禍で生じる制約に対してどのように取り組んでいらっしゃいますか?

コロナの影響も多少あるとは思いますが、この二年間はショートフィルムばかり作っていました。いろいろな制約がある撮影でしたが、撮影日数の短いショートフィルムというジャンルは比較的コロナ禍でも制作しやすかったと思います。やっぱり演出面で登場人物にマスクをさせるかさせないかの判断が常につきまとい、大変でした。

⑤ 今後作ってみたい作品や、取り組みたいテーマはありますか?

ショートフィルムとの二年間だったので、やっぱり長編の劇映画を作りたいです。やりたいテーマは?と聞かれるとなかなかスッとは出てこないのですが、自分のだらし無さや、つまらなさもひっくるめた等身大の映画を作りたいです。

山下敦弘(Nobuhiro Yamashita)

1976年生まれ、大阪芸術大学卒。
『どんてん生活』(99)などダメ男三部作を経て、『リンダ リンダ リンダ』(05)でスマッシュヒットを飛ばす。以降『天然コケッコー』(07)、『マイ・バック・ページ』(11)、『苦役列車』(12)、『もらとりあむタマ子』(13)、『味園ユニバース』(15)、『ハード・コア』(18)、「コタキ兄弟と四苦八苦」(20)等。作家性と娯楽性とを混ぜあわせた作風で人気を呼んでいる。

『昨日より赤く明日より青く-CINEMA FIGHTERS project-』

詩と音楽、映像を一つに融合したプロジェクトの第4弾。今回は6篇全てにGENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバーが参加。SABU「BLUE BIRD」はドジな兄と陽気な弟とのかけがえのない絆を、新城毅彦「真夜中のひとりたち」はそれぞれ大切な人を喪失した男女が歩く東京の一夜を、山下敦弘「言えない二人」は幼馴染に想いを伝えられない男のもどかしい気持ちを、森義隆「怪談 満月蛤坂」は美しい女の幽霊に愛された料理人の怪異を、真利子哲也「COYOTE」は新型コロナ禍で急変する世界を、久保茂昭「水のない海」は他人との関わりを避けてきた青年と中国人留学生との出会いを、監督それぞれの個性あふれる物語が展開する。
2021年11月26日全国公開
映画オフィシャルサイト http://www.akakuaoku.toeiad.co.jp/index.html

Writer:BSSTO編集部

「水曜夜は、わたし時間」
シネマな時間は、あなたがあなたに戻る時間。
「ブリリア ショートショートシアター オンライン」は、毎日を忙しく生きる社会人の皆さんに、映画のあるライフスタイルをお届けします。
毎週水曜日にショートフィルムをオンライン配信。常時12本ほどを無料で鑑賞できます。
https://sst-online.jp/theater/

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