Brillia Short Shorts Theater Online(BSSTO)では、いつもオンラインシアターを見てくださっている方から、作品ラインナップやマガジン記事、開催イベントに関する感想や意見をよりダイレクトに聞いたり、未来に向けたアイディア交換ができる場を設けようと、サポーターズMTGを開催していくことにしました。
今回は9月に実施した第1回目の様子をレポートいたします!
現在、編集長を務める私は、実は家族の都合でスイスに住んでいます。
そのことから、本当はリアルに膝を突き合わせて、お酒でも飲みながらミーティングをしたいところだったのですが、オンラインでのミーティングとなりました。
参加いただいたのは、大阪在住のMさん、神奈川在住のYさん、埼玉在住のPさん。
BSSTOからは私ともう一名、BSSTOの冠スポンサーである東京建物さんとのリレーションを担当しているSが参加しました。
左より『その街のこども 劇場版』© 2010NHK / ショートフィルム『渋滞(Gridlock)』/ 『グランド・ブダペスト・ホテル』© 2013 Twentieth Century Fox
大阪在住のMさんは、週末ではなく、あえて週の真ん中に15分ほどのショートフィルムを見るBSSTOのコンセプトが好き、とコメント。心に残っている映画として、阪神・淡路大震災から15年が経過した神戸の街で、ふとしたきっかけで出逢った男女を描く『その街のこども劇場版』を紹介いただきました。「自身も経験した震災とその後の街、そこに生きる人々のことが描かれ、印象に残っている作品。」
YさんはBSSTOの前身である、横浜にあったリアルの短編映画専門の映画館「ブリリアショートショートシアター」が閉館し、オンラインシアターに切り替わるというニュースを神奈川新聞で読んで知った、とのこと。「それまでは短編映画というものを知らなかったけれど、忙しい毎日なので、短い映画、いいかも!」とBSSTOを見るようになり、「絶妙」な長さ、面白さを感じたといいます。長編映画はなかなか見に行く余裕がない、というYさんは、以前BSSTOで配信したショート『渋滞(Gridlock)』のような、展開がギュッとつまっているものが好き、と話してくれました。
埼玉のPさんはBSSTO5周年のイベント(2023年2月に開催)に参加して知るようになったとのこと。
映画がすごく好きで、アメリカN.Y.に留学しFilm Productionの学科で勉強やインターンシップをしていたと、も。「ウェス・アンダーソン作品が好き」と盛り上がりました。
もっとショートフィルムの魅力を知ってほしい、とBSSTOを展開していますが、皆さんはどこで映画やお出かけ情報を得ているのでしょう?と聞いてみました。
Mさんはシネコンなど映画館で予告編を見たり、ミニシアターが職場近くにあるのでそこでフライヤーをとるなどして公開情報を知るそう。作品について事前情報を入れたくないので、あまりSNSは使用していないかも、とも教えてくれました。
Yさんは、自ら情報を探しに行くことが少なくなったとしながらも、一般的な映画情報サイトで予告編を見たり、人から薦められて、ということはあるかな、とコメント。
お出かけも映画も、用事のついでに寄れそうな場所で選んだりするそう。
自称「映画オタク」とするPさんは、SNSでは好きな俳優、監督をフォローしていて、おそらく自動的にターゲティングされて映画作品の情報が出てくる、と教えてくれました。
BSSTOのSも、映画はFilmarksをチェックすることも多いし、出かける場所としては、自分好みの情報を発信してくれる人をX(旧Twitter)でフォローしており、最近も静岡のミニシアター「静岡シネ・ギャラリー」のことが紹介され、それ以来、その映画館がキュレーションしたりおススメする作品をチェックすることが多い、と話しました。
ミーティングでは、BSSTOで配信する作品ラインナップについても話しました。
夏に特集した「ホラーショート特集」について聞いてみると、一様に皆さん「ホラー」が苦手、とのこと。
ビジュアルが怖すぎた、本当は「ホラー」という感じでもない作品も多かったので(コメディ要素のあるものや、ホラーっぽい絵だけど内容はサスペンスドラマなど)、「ホラー苦手な人」にとっては食わず嫌いならぬ「観ず嫌い」で勿体ない、という反応もありました。
また、全体的には、アニメーション、欧米作品、アジア作品、邦画などバリエーションがあると面白い、社会的に注目されているテーマの作品があったら新しい発見があって興味深い、とも教えてくれました。
最近展開している「特集」については、「お祭り感があって楽しい」、「作品ごとにお国柄が出るので、地域でまとめた特集、というのもいいね」という声や、夜寝る前にみたり、リラックスしてみることが多いので、視聴後にホッとする、あったかい気持ちになる作品が好き、という声も上がりました。
BSSTOが主催した上映&トークイベント
リアルなイベントを地方でもやってほしいという意見や、会員がおススメする映画一覧があったら見てみたい!、ショートフィルムという短尺だからこそできる「二度見る会」的なレビュー交換会があったら参加したい、監督やスタッフにQ&Aができる機会があったら嬉しい、テーマを決めて作品上映+何か(例えば、70年代の作品+70年代ファッションでイベントに参加するなど)も楽しそう、といった、ワクワクするような案も出ました。
オンライン、オフラインそれぞれに良さがあるから両方やっていってほしい、など、BSSTOとしてもとても参考になる意見を聞くことができました。
10/8まで投票受付中の年末年始アンコール配信のリクエスト投票
最後は、参加者からの素朴&率直な質問コーナー。
BSSTOBSSTOで配信する作品はどうやって決めているの?無料で配信できるのはなぜ?BSSTOは何人で展開しているの?など、普段はなかなかお話しする機会のない質問をいただきました。
BSSTOからは、ショートショート フィルムフェスティバル & アジアという国際短編映画祭と連動しており、そこに集まる世界各国の作品の中から、「シネマチックなライフスタイル」「日常にある映画体験」をコンセプトに、また、旬のトピックにあわせたテーマに沿って作品を選んでいること、無料で配信が叶う仕組みとしては、オンラインシアターの冠となっている「Brillia」が東京建物さんによるマンションブランドであり、リアルの映画館の時代はまさに横浜みなとみらいにあるブリリアシリーズのマンションの一角にシアターがあり、オンラインに切り替わった現在も引き続き東京建物さんがこのシアターをサポートいただいている背景をお話ししました。
※現在、2023年-2024年の年末年始アンコール配信に向けて皆さんからのリクエストも募集中(10/8まで!)
また、BSSTOは映画祭や他業務との兼務になりますが、編集、ウェブ、営業と各担当がおり、コアには3名、作品調達やページ作成など細かな作業を行う人も入れると、全部で6名ほどが携わっている、ということもお話ししました。
最後には、10月に開催されるショートショートフィルムフェスティバル & アジア2023秋の国際短編映画祭の上映作品のレビューをマガジン記事として掲載する話、年末年始アンコール配信の作品選定についての相談もさせていただき、第1回目のサポーターズミーティングが終了しました。
第2回目は10月末~11月上旬に開催予定。
10月のラインナップから「ショートフィルムを二度見る会」を実施しながら、また違う形で意見・情報交換する場を設けられたらと思っています。
募集のお知らせは近日公開、メールマガジンやLINE、SNSで告知いたします!
ぜひ皆様のご応募をお待ちしております。
Writer:BSSTO編集部
「暮らしにシネマチックなひと時を」
シネマな時間は、あなたがあなたに戻る時間。
「ブリリア ショートショートシアター オンライン」は、毎日を忙しく生きる社会人の皆さんに、映画のあるライフスタイルをお届けします。
毎週水曜日にショートフィルムをオンライン配信。常時10本ほどを無料で鑑賞できます。
https://sst-online.jp/theater/