ショートショート実行委員会が製作したショートフィルム『上田家の食卓』の全5話がネスレシアターにて配信されています。本作はネスレ日本株式会社の健康支援ビジネス「ネスレ ウェルネス アンバサダー」をテーマとするブランデッドムービーです。
出演はMEGUMIさん、堀部圭亮さん、筒井真理子さんといった実力派と、木村皐誠さん(子役)、東加奈子さん、小野花梨さんらの注目の若手俳優。
コマーシャルムービーを演出するかたわら、短編映画を数多く制作してきた平林勇監督がメガホンをとりました。
映画と広告の間をつなぐ「ブランデッドムービー」という映像ジャンル。WEBムービーや長尺のCMとして徐々に知られる存在になってきましたが、観たことがない方も多いはず。企業や組織のブランドをどう世の中に発信していくか。広報やマーケティングに携わる方にとって『上田家の食卓』はよい参考になるかもしれません。
1本5分のブランデッドムービー5本シリーズで制作された『上田家の食卓』。一本一本は独立したお話なので、1話目から順を追わなくても観ることができます。(もちろん第1話から順で観るのもお勧めです!)
各エピソードは下記の通り
第1話 | コンシェルジュ篇
MEGUMIさん演じる上田家の母親・キリコが主人公。旅行先の旅館で受けたおもてなしを描きます。
第2話 | 防災グッズ篇
堀部圭亮さん演じる上田家の父親・月山が主人公。来る災害に備えて防災グッズを確認するのですが・・・。
第3話 | 苦茶篇
キリコが作るオリジナルブレンド茶を巡るお話。健康のためとはいえ、おいしくないものは続けられません。
第4話 | ボルダリング篇
筒井真理子さん演じる上田家の祖母・カツコの若さの秘密は趣味のボルダリング。
第5話 | 声優篇
東加奈子さん演じるキリコの妹・コトコが主人公のお話。美容で重要なことは食べ物で内側から変わることという発見をします。
植物学者の上田キリコ。クスっとするコメディ要素の演出も。
予告編
アジア最大級の国際短編映画祭SSFF & ASIAの会期中に発表されているBranded Shorts of the yearでは、海外からも多数のブランデッドムービーが集まり上映されています。
海外のブランデッドムービーは、より映画的に作られて、最後の方にちょこっと企業ロゴが載っているくらいの作品もあります。「商品を売る」ためのコマーシャルムービーではなく、その企業が大切にしたい価値観を表現する媒体として映画は価値を発揮するのかもしれません。
映画と広告の関係性。アーティストとクラフトマンとの違い。なかなか簡単には定義づけられませんが、両者の幸福な関係をブランデッドムービーが提示しているように思います。今後に期待したいところです。
BRANDED SHORTS 2019 ダイジェスト映像
ネスレシアター最新作 『上田家の食卓』
監督:平林勇
出演:MEGUMI、堀部圭亮、筒井真理子、東加奈子、小野花梨、木村皐誠 他
制作:2019年
尺:約5分×5話
あらすじ:
上田家の朝の食卓。こじんまりとした食卓ながら、毎朝ワイワイと会話をしながら朝食を食べている。 誰かの「この前こんな事があってさ」と言う一言から、上田家のボケとツッコミ合戦が繰り広げられ、 辿り着く日常のちょっと大切なコト。個性溢れる家族が贈る愛のコメディシリーズ。